自転車は安くて移動に非常に便利ですが、一度不要になると非常に処分の難しいごみになります。
使っているときは考えもしないものですが、そのサイズからどこかに保管するのも難しくコンパクトすることもできません。
その為急いで自転車を処分する必要があるものの、捨て方がいまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。
このコラムではそんな自転車の処分方法を分かりやすく紹介していきます。
特に東京23区内にお住まいの方向けです。
この記事で解決できる疑問
・自転車はどうやって処分する?
・必要な処分手続きはどうするの?
・自転車を処分する費用は?
自転車処分方7選!
自転車の処分には以下の7つの方法があります。
1.粗大ごみとして処分する
2.処理場に持ち込む(◎おすすめ)
3.自転車店で処分(◎おすすめ)
4.リサイクルショップなど
5.フリマアプリなど
6.知人などに譲渡
7.不用品回収(◎おすすめ)
以下で一つ一つ解説していきます。
1.粗大ごみとして処分する
自転車は「粗大ごみ」として行政で回収・処分を受け付けています。
自転車の処分に必要な費用は安く済むのが利点です。
反面、急な変更や追加には対応できないこと、回収まで自転車を保管しておく必要があるのが難点です。
また回収までの順番待ちも長くなりがちで、早めの対応が必要になります。
自転車粗大ごみ処分の手順
①粗大ごみ受付センターで申込み
自転車を粗大ごみとして処分したい旨を電話・web上で申し込みます。
また、回収を行う日程を設定します。
(https://sodai.tokyokankyo.or.jp/)
②処理券を自転車に貼り排出準備
23区の場合、300円~1,200円の区ごとに決められたの手数料が必要です。
この手数料は粗大ごみ処理券を「取扱所」で購入することで支払います。
券を自転車に貼り排出準備完了です。
③自転車を排出する
回収の当日になったら申し込みの際に取り決めていた場所に自転車を用意します。
処分する自転車を回収に来た業者に引き渡して完了です。
2.処理場に持ち込む
自転車を自分で粗大ごみ処分を受け付けている施設に持ち込む方法です。
事前の申し込みは必須ですが、施設の営業時間内であればいつでも都合のいいタイミングで持ち込めます。
費用も行政に収集を依頼するよりもさらに安くなるケースがほとんどです。
自分で持ち込むことが必要ですので、自転車が自走可能な状態の方にはおすすめの方法です。
自転車が不動の場合は非常に重たい荷物となるので、車で運搬できるような方には向いています。
ごみ処理場に自転車を持ち込む際の手順
①受付センターで申込み
自転車を持ち込みで処分したい旨を電話・webで申し込みます。
持ち込みを行う日程を指定します。
(https://sodai.tokyokankyo.or.jp/)
②処理券を準備する
自転車を持ち込みで処分する場合も手数料が必要です。
通常は自分で自転車を持ち込む場合は手数料が安くなりますが、そのルールは区によってバラバラです。
申し込みの際に指定された金額の処理券を購入・保管しておきます。
※券は自転車に貼らず、持ち込みの際に持参します。
③指定施設に自転車を持ち込む
指定した日時でごみ処理場に自転車を持ち込み、係りの方に自転車を引き渡して完了です。
事前に購入した粗大ごみ処理券を忘れず持参しましょう。
3.自転車店で処分
お近くの自転車店でも処分を依頼することができます。
役所に比べて立地や営業時間の面で利用しやすく、より都合の良いタイミングで処分できます。
大手の自転車チェーン(後述)の場合、税込み1,100円程度で処分依頼ができます。
役所に比べて若干処分料が上がってしまうことがネックです。
ですが新しい自転車と買替えであれば、処分料の割引や無料引取をするところもあります。
また抹消登録もその場でできるようにしている便利なお店もあります。
お店によってサービス内容がバラバラなので、事前に必ず問い合わせましょう。
4.リサイクルショップ
処分する自転車が状態の良いものであれば、売却することもできます。
ロードバイクなど高価な自転車は専門の業者に買取を依頼することで、より好条件で処分できる可能性が高まります。
出張買取などを利用すれば運ぶ手間を省くことも可能です。
価値がある自転車であることが前提の処分方法です。
不動のものや普通の自転車である場合、値段がつかない可能性が高いので不向きです。
自転車査定のポイント
・タイヤ
自転車のタイヤがパンクしていないか、タイヤの溝がしっかり残っているかなどです。
・自転車本体の傷や汚れ
汚れや傷は目立つものか、清掃や多少の手入れで補修できるものかなどを判断されます。
ステッカーもマイナスポイントになりがちです。
・オプションパーツ
ライトがしっかり点灯するか、ベルや反射板が取れたり故障していないかなどです。
・付属品
電動自転車であれば専用の充電器があるかといった点です。
・その他動作は正常か
実際に走行させる際に何らかの不具合がないか確認します。
・ブランドや型
専門店ではブランド物の自転車はメーカーやシリーズ毎に相場がある程度決まっています。
高級な自転車を処分する場合は専門店に依頼しましょう。
5.フリマアプリなどで売却
不要な自転車をインターネット上で、欲しい人へ売却する方法です。
フリマアプリの他にも同様の手段としてインターネットオークションなどが挙げられます。
最近では自転車専用のフリマアプリなども出てきています。
手軽で好条件が期待できる反面、配送手配やトラブル対応など全てを自分で行う必要があるのが難点です。
6.知人に譲渡
費用が必要なく、相手にも喜んでもらいながら自転車を処分できる方法です。
忘れてしまいがちですが、名義変更などはしっかり行っておきましょう。
知人などに自転車を譲渡する際必要な手続き
名義変更(再登録):古い防犯登録情報を上書きし、新しい所有者の名義で防犯登録をし直す手続き。
7.不用品回収を利用する
民間の回収業者に自転車の引取と処分を依頼する方法です。
都合のいい日程を選べること、自宅まで回収に来てもらえることなどで処分の際の負担が最小限で済みます。
時間がない方や、不動の自転車を処分する方にとって非常に便利な方法です。
自転車のみを処分することを考えた場合、費用が高くなってしまうことが難点です。
ですが家具や家電など、自転車の他に同時に処分したい不用品がある方なら問題になりません。
自転車処分の下準備「抹消登録」
ここまで自転車処分の方法をご説明してきましたが、多くの場合必要になってくるのが抹消登録です。
処分する自転車を購入した際、防犯登録をしてステッカーを貼った記憶がある方も多いのではないでしょうか?
【処分方法別】抹消登録の必要・不要
どの方法で自転車を処分する場合もあらかじめ抹消登録手続きを行っておくことが理想です。
ですが処分場に持ち込みする場合などでは、渡した自転車はそのまま確実に廃棄物として処分されます。
この場合は抹消手続きがされていなくても実際には問題ありません。
そのような点を踏まえ、実際に手続きしておく必要があるのか否かを一覧にしました。
1.粗大ごみとして処分 | 不要 |
2.処理場に持ち込む | 不要 |
3.自転車店で処分 | 不要 |
4.リサイクルショップで売却 | 必要 |
5.フリマアプリ等で売却 | 必要 |
6.知人に譲渡 | 必要 |
7.不用品回収 | 要確認 |
不用品回収の場合自転車を適正に処分してくれる保障のある業者であれば、抹消登録しておかなくても大丈夫です。
少しでも不安な場合は手続きしておきましょう。
そもそも「抹消登録」とは?しないとどうなる?
自転車の防犯登録は自動車のナンバープレートに相当するものです。
防犯登録の手続きを行わないまま自転車を処分してしまうと、
・新たな防犯登録ができない
・盗難自転車だと疑われる
・自転車が犯罪に使用される
・自転車が不法投棄されるなど
等のトラブルに権利者として対応を迫られる可能性が残ってしまいます。
なので、自転車を処分する場合はなるべく抹消登録の手続きを行いましょう。
抹消登録の手続き
自転車の防犯登録抹消の手続きはお近くの警察署・交番で受け付けています。
民間でも「自転車防犯登録所」の看板が掲示してある防犯登録所(自転車店・ホームセンター等)なら手続きができます。
手続きには防犯登録の名義人本人が出向く必要があります。
抹消登録の際には下記の物を持参しましょう。
抹消登録に必要な持ち物
- 自転車本体
- 身分証
- 防犯登録カード(あれば)
※防犯登録カードは紛失している方が多く、本人確認と自転車の所有権確認ができれば手続き可能なのが実態です。
※名義変更は「抹消登録」「新規の防犯登録」を同時に行う手続きになります。
抹消登録不要の例外ケース
自転車の防犯登録が「期限切れ」となっている場合、抹消登録が必要ありません。
有効期限切れであれば、既に自転車が抹消登録を済ませたのと同じ状態になっている為です。
有効期限は都道府県ごとに7年~無期限で定められていますので、登録した場所のルールをご確認ください。
※東京都は10年
※無期限の場合「期限切れ」は存在しない
自転車処分の補足情報
自転車の粗大料金(23区)
更新日:2021年9月1日
自転車を持ち込み処分できる行政施設
ごみ処理場に自分で自転車を持ち込む方法を選択した場合に実際に持込先になる施設と費用を列挙します。
23区の自転車持ち込み先
持ちこんだ自転車の処理の様子
※自転車 0:15~
自転車処分が可能なお店
「サイクルベースあさひ」が便利
最大手の自転車販売チェーンで、全国に499店舗展開しています。(2021年9月現在)
全店で不要自転車の引取も行っています。
ご自分の家の近くにもある!という方も多いのではないでしょうか。
あさひでは処分だけでなく同時に査定と買取もしています。
実績も豊富なので、自転車店での処分をする方はまずは相談してみるといいでしょう。
自転車はグリーンズリサイクルにお任せください
自転車の処分はグリーンズリサイクルにお任せ下さい。
抹消登録されていない自転車でもお引き取り致します。
不動の自転車もOK!複数台でも1台と料金は変わりません。
最短即日回収に伺います。
自転車を引き取り処分してもらいたい、という方はぜひお問い合わせください。
グリーンズリサイクルをご利用のお客様の声
自転車処分方法のまとめ
自転車はめったに処分の機会がありませんが、しっかり対応すれば無料でも処分できる粗大ゴミです。
まだ新しい、ブランド品、カーボン製等の高級な自転車は売却できる可能性があります。
一般的な自転車は使える状態のものは行政で無料回収しているところも多くあります。
不動、部品が欠品しているような自転車は粗大ごみや不用品回収で処分するのがお勧めです。
焦らずにご自身の事情や自転車の状態にマッチした処分方法を見つけましょう。
更新日:2021年10月14日