ヤマダ電機ではパソコンの処分を基本無料で引き受けています。
大きく分けて2通りがあり、ヤマダ電機店舗にパソコンを持ち込んで処分を依頼する方法とインバースネットを利用して宅配でパソコン処分を依頼する方法があります。
また、まだ価値のあるものは買取を依頼することもできます。
この記事ではヤマダ電機でパソコンを処分する方法の詳細と、パソコンとして無料で処分できるものとそうでないもの、必要な処分料金について詳しくご説明します。
ヤマダ電機でパソコンを処分する
ヤマダ電機のパソコン処分は、
の2通りがあり、どちらも処分・買取に対応しています。
その方法について詳しく解説していきます。
ヤマダデンキ店舗に持込み
ヤマダデンキでは店舗にパソコンを持ち込みで処分・廃棄依頼することができます。
基本的にパソコン本体やノート型パソコンの廃棄処分は無料で可能ですが、モニターなどの付属品の廃棄処分は有料となります。
一体型パソコンはモニターがブラウン管である場合、無料ではなくCRT(ブラウン管モニター)として有料で廃棄処分を依頼することとなります。
まだ価値のあるパソコンであれば買取査定も可能で、その日に査定・売却・代金の受け取りができます。
ヤマダ電機のパソコン廃棄処分料金(持込)
品目 | 料金 |
---|---|
パソコン本体 ノートPC 一体型PC(液晶) マウス キーボード 配線類 | 0円 |
液晶モニター(~23型) | 1,100円 |
ブラウン管モニター(~23型) ブラウン管一体型PC(~23型) | 2,200円 |
液晶モニター(24型~) ブラウン管モニター(24型~) ブラウン管一体型PC(24型~) | 4,400円 |
ヤマダ電機のパソコン処分:その他のメリット
故障・破損・欠品は問題なし
ヤマダ電機では故障してしまったパソコンや、ハードディスクを抜き取りした等で一部部品が欠品しているパソコンも無料で回収する対象としています。
ただし基盤のみ・ケースのみといったものは無料回収の対象から外れてしまうので、欠品のあるパソコンについては事前に問い合わせすることをおすすめします。
データ消去は5,500円/1台で依頼可能!
ヤマダ電機では回収したパソコンのデータを消去するサービスを提供しています。
ハードディスクを物理的に破壊する、通常の消去よりも確実性の高い方法であり、個人では実施できない方式を採用しています。
1台5,500円の費用は必要となりますが、より確実なデータ流出防止を望む方には便利なサービスです。
万一のデータ流出が不安な方にはうれしいサービスとなっています。
ヤマダ電機持ち込みの場合、インバースネットとは異なりデータ消去は無料ではありません。
原則データ消去は自分で行う必要があります。
ヤマダデンキ店舗にパソコンを持ち込みする手順
①店舗に連絡
事前にパソコンと周辺機器を持ち込むことをヤマダ電機の店舗に連絡しておきます。
ルール上は事前に連絡する必要は無くいきなり持ち込みしても問題ありませんが、無料処分の対象以外の品物を持ち込みする場合などは特に、金額などをあらかじめ確認しておけるので安心です。
特に買取査定はお店が忙しい時間帯などには対応してもらえないこともありますので、あらかじめ大まかな時間を打ち合わせておけばスムーズです。
②パソコンを店舗に持参する
実際に店舗までパソコンを持っていきます。
査定を依頼するには身分証が必要となりますので忘れずに持参します。
逆に、処分を依頼するだけであれば必要ありません。
ショッピングモール内のテナントの場合も、ヤマダ電機単体の店舗の場合も引き渡し相手の店員さんのいるところまで自分で運搬する必要があります。
運搬が大変な場合は台車やカートを借りると良いでしょう。
③受付・スタッフに声がけ
ヤマダ電機では処分受付を専門とするコーナーは無いので、まずはサービスカウンターか入り口付近にいる店員さんに声がけをします。
「パソコンの処分を依頼したい」と伝えて、事前に連絡をしている場合はその旨も伝えましょう。
買取査定を希望しているのか、処分のみで大丈夫なのかをはっきり伝えましょう。
④パソコンの引き渡し・支払い
店員さんの指示に従ってパソコンを引き渡します。
有料処分の品物も一緒に持参している場合は支払い、査定で買取してもらえるものがあれば代金を受け取ります。
最後に引き取りの控えを受け取って処分は完了です。
どのヤマダデンキでも大丈夫?
ヤマダデンキの店舗には、
・ヤマダデンキ テックランド
・ヤマダデンキ LABI
・ヤマダデンキ アウトレット
といったいろいろなブランドが存在します。
基本的にどのブランドでもパソコンの処分を依頼することができますので、利用しやすい立地のヤマダデンキに相談して問題ありません。
事前に電話で店舗に問い合わせておけば安心です。
ヤマダ電機サービスに宅配で送る
ヤマダ電機のグループであるヤマダホールディングスでは、不要パソコンの引き取りを専門とするサービスの「インバースネット」と提携しています。
このインバースネットは基本無料・在宅でパソコンの処分が可能であるだけでなく、店舗に持ち込みするより有利な条件でパソコンと周辺機器の処分が可能です。
インバースネットで処分を依頼するとヤマダ電機で利用できるヤマダポイントが200ポイントがもらえる、買取査定もヤマダデンキ店舗への持ち込みと同様に利用できるなども大きな利点です。
インバースネットのパソコン処分料金【宅配】
品目 | 金額 |
---|---|
デスクトップパソコン ノートパソコン 一体型パソコン(液晶) ※パソコンと一緒なら※ (液晶モニター) (パソコン周辺機器) (パソコンパーツ) | 0円 |
一体型PC(ブラウン管) モニターのみ 周辺機器のみ パソコンパーツのみ | 処分不可 |
インバースネットでパソコンを処分する手順
①梱包・発送
処分するパソコンを段ボールに入れて着払いで発送します。
運送会社は佐川急便が指定されていますので、そちらにネットか電話で集荷依頼をします。
発送できる段ボール箱は160サイズ以下という制限があります。
処分パソコンの発送先
〒321-0602
栃木県那須烏山市大桶970
パソコン処分サービス 宛
②フォームから情報を送信
インバースネットのフォームから、発送したパソコンに関する情報を送信します。
送り状ナンバーが必要となる為、パソコン発送後に情報を送信するという順番になっています。
パソコンがインバースネットに到着する前に情報を送信しないと、ポイントの付与が受けられませんのでなるべく早めに済ませましょう。
インバースネットに送信する必須情報
・送り状ナンバー
・氏名
・メールアドレス
・電話番号
・在住の都道府県
・ヤマダ会員情報
・パソコンの種類、型番など
③パソコンが到着
発送したパソコンが無事にインバースネットに到着すると処分は完了です。
後日、連絡していたアカウントにヤマダポイントが付与されています。
ポイントの付与日は即日ではなく毎週水曜日となります。
宅配買取は手順が少し複雑
①事前の査定
ネット上で製品の型番などから買取対象かを確認するか、メールで個別に買取製品かを確認します。
②買取品と必要書類の準備
回収員が来る日までに買取品と本査定申込書・身分証の写しを準備します。
③宅配業者が集荷
回収に来たスタッフに買取品と書類を渡します。
④本査定・結果報告
実物を確認したインバースネットから最終的な査定の結果が届きます。
⑤承諾・振込み
査定結果に同意したのち、指定した口座に買取代金が振り込まれて完了です。
利用者の評判
重いデスクトップパソコンがあったのですが、送料も無料で回収に来てもらえて楽に処分できました。
ディスプレイ・マウス・キーボードも一緒に入れれば無料処分してもらえるのも良かったです。
壊れていてもヤマダポイントがもらえると書いてあったので、ずっとしまい込んでいた電源の付かないノートパソコンとサポートの切れたWindows 7とVistaのパソコンを4台お願いしました。
ヤマダポイントが合計800ptもらえたので、新しいパソコンの周辺機器がちょっと安く買えてラッキーです!
ヤマダ電機以外でパソコンを処分
ヤマダ電機以外にも、パソコンは行政推奨の方法で処分したり、民間の業者向けに売却するといった選択肢もあります。
パソコン処分にはどのようなルールが関係してくるのかも含め、大まかにご説明します。
小型家電リサイクル法
パソコンの廃棄処分・リサイクルは「小型家電リサイクル法(使用済小型家電電子機器等の再資源化の促進に関する法律)」により処分のルールが定められています。
使用済みのパソコンを最終的に製造メーカーで回収・処理することを義務付けるものであり、パソコンに使用されている貴金属・希少資源・樹脂などを無駄なくリサイクルすることを目的としています。
そのため、パソコンは他の家電製品のように不燃ごみ・粗大ごみとして処分することができない特殊な家電製品となっています。
誤った処分をしてしまうと?
例えばパソコンを不燃ごみとしてゴミ捨て場に出して長期間放置してしまった場合、不法投棄として処罰を受ける可能性があります。
もちろんポイ捨てなども同様に処罰の対象となるリスクがありますので絶対にやめましょう。
不法投棄の罰則:5年以下の懲役か1,000万円以下の罰金、またはその両方
パソコン処分①:自治体委託業者
基本的に粗大ごみや不燃ごみとして収集してもらえないパソコンですが、自治体によっては民間の業者に廃棄パソコンの収集運搬を委託しているケースがあります。
基本的には有料のサービスになります。
自治体のホームページで環境課、廃棄物課といった部署が情報を公開していますのでチェックしてみましょう。
東京都足立区の場合
パソコン本体:700円
ノートパソコン:1,300円
一体型パソコン:1,900円
ディスプレイ(液晶):1,300円
ディスプレイ(ブラウン管・CRT):1,300円
パソコン処分②:メーカー回収
パソコンの製造メーカーに直接リサイクルを依頼する方法です。
小型家電リサイクル法で基本とされている廃棄処分方法です。
自身で申し込みや郵送の手配をしなくてはならない為面倒なことと、PCリサイクルマークの無いパソコンは廃棄処分料の負担があります。
PCリサイクルマーク
2003年10月以降に販売されたパソコンにシールとして貼り付けされています。
このマークがついているパソコンは購入代金にリサイクル料金が含まれているので、メーカーで処分する際に改めてリサイクル料金を負担する必要がありません。
パソコン処分③:他の家電量販店
ヤマダ電機以外の大手家電量販店でもパソコンの廃棄処分を依頼することができます。
有料のところもあれば、データ消去を代行してくれるところ、自宅まで回収に来てくれるところなど内容は様々です。
各社のサービスを比較検討して自身に合ったチェーンを利用すると良いでしょう。
パソコン処分④:不用品回収
理由があって当日中に処分したい、どこかに運搬するのが難しい、他の家電製品なども一緒に処分したいといった方は不用品回収でパソコンを処分することもおすすめです。
不用品回収業者はサービス内容などが融通がきき利用しやすいのは確かですが、自身に合ったサービスを選ばないと非常に高いコストを支払うことになってしまう恐れがあるので注意が必要です。
特に、町中を放送を流しながら巡回するスタイルの不用品回収はトラブルの報告が多数ありますのでお勧めできません。
不用品回収
グリーンズリサイクル:5,500円~
※冷蔵庫、洗濯機、液晶テレビ、自転車を一緒にご依頼頂いた場合を想定※
パソコン処分⑤:業者に売却する
パソコンはそれ自体が貴重な金属やパーツの塊です。
特にまだ新しいパソコンは使用する価値も残っている為、買取をしてくれる業者が多数あります。
値段はつけられないが無料で引き取ります、ということもありますので検討してみる価値はありそうです。
パソコン売却
金額例:22,000円
※2019年製ノートPC、購入時価格15万円程度※
パソコン処分⑥:個人間取引
現在は中古品を個人間で売買するフリマアプリなどの仕組みが大きく発展しており、パソコンはその中でも特に人気のある商品カテゴリの一つです。
スマホがあれば簡単に出品してしまえる手軽さが魅力です。
ですがパソコンという精密機械を扱う性質上、梱包や配送には細心の注意を必要とします。
ヤマダ電機でパソコン処分まとめ
ヤマダ電機では持ち込みや宅配でパソコンを引き取りしており、基本無料なうえに価値のあるものは買取もしてもらえるなど非常に便利なパソコンの処分方法として利用できます。
データの消去なども全て無料で対応していますので、データの流出が不安な方はヤマダ電機がおすすめです。
いつでも、どの店舗でもパソコン処分を受け付けてもらえるので是非利用してみましょう。
ヤマダ電機以外でパソコン処分をされる方は、小型家電リサイクル法などの法律に違反しないようにくれぐれもご注意下さい。