「冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみにだせる?」
「不用な冷蔵庫・洗濯機を無料で処分する方法はある?」
このようなことでお悩みではないですか?
この記事では世田谷区で冷蔵庫・洗濯機を処分する方法とメリット・デメリットについてご紹介します。
最後まで読むと、処分費用を抑えた最適な方法がわかります。
お金をかけずに冷蔵庫・洗濯機を処分する方法を理解して、快適な暮らしを手に入れましょう。
目次
冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法に基づいた処分をする
家電リサイクル法とは
家電リサイクル券
冷蔵庫・洗濯機の家電リサイクル料金
【世田谷区版】冷蔵庫・洗濯機の処分方法6選
【処分方法1】家電量販店にて商品引取サービスを利用する
【処分方法2】23区の指定場所へ持ち込む
【処分方法3】家電リサイクル受付センターに依頼する
【処分方法4】不用品回収業者に回収を依頼する
【処分方法5】リサイクルショップに買取を依頼する
【処分方法6】フリマアプリでの販売や譲渡先を探す
【処分方法別】メリット・デメリット一覧
冷蔵庫・洗濯機を処分する前の準備項目
悪質業者に注意|冷蔵庫・洗濯機の処分で注意すること
【世田谷区版】冷蔵庫・洗濯機の処分についてのQ&A
世田谷区で冷蔵庫・洗濯機を処分するために大事なこと
冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法に基づいた処分をする
冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみとして処分できません。
これは、家電リサイクル法の適用品目になるためです。
世田谷区の場合、家電製品は1辺の長さが30cm以上のものは粗大ごみ、小さいものは不燃ごみとして処分します。
しかし、冷蔵庫や洗濯機の場合、ほかの家電と処分方法が異なり、サイズが小さくても粗大ごみとして回収できませんのでご注意ください。
間違った処分方法は法律違反になるため、適切な処分方法を選びましょう。
家電リサイクル法とは
2001年に制定された、特定家庭用機器再商品化法を「家電リサイクル法」と呼びます。
まだ使える部品はリサイクルに回して、廃棄ごみを減らし、資源の有効利用を目的として定められた法律です。
主に冷蔵庫・洗濯機・エアコン・テレビの4品目で、乾燥機や冷凍庫も対象です。業務用の場合や型番によって対象外になるものもあるため、詳しくは以下のホームページを参照ください。
参照:一般財団法人家電製品協会「対象廃棄物(家電4品目)一覧」
家電リサイクル券
家電リサイクル法に適用されている冷蔵庫・洗濯機の処分には、家電リサイクル券が必要です。家電リサイクル券には、以下の2種類があります。
このように、処分方法によって家電リサイクル券の準備方法が異なります。
冷蔵庫・洗濯機の家電リサイクル料金
家電リサイクルに必要な費用は以下の通りで、郵便局で支払いをする際に、窓口やATMの手数料が別に必要です。
冷蔵庫のリサイクル料金は、小型と大型で価格が異なるため、ドアの内側に記載されている容量をご確認ください。
170l以下冷蔵庫 | 170l以下冷蔵庫 | 洗濯機 |
---|---|---|
3,740円(税込) | 4,730円(税込) | 2,530円(税込) |
家電リサイクル券記載に必要なメーカー・品目はこちらから確認できます。
参照:一般財団法人家電製品協会「リサイクル料金 主要メーカー 一覧」
【世田谷区版】冷蔵庫・洗濯機の処分方法6選
世田谷区にて冷蔵庫・洗濯機を処分するにはどのような方法があるでしょうか。
ここでは6つの方法をご紹介します。
冷蔵庫や洗濯機は大型で、ひとりでは持ち込めない場合がほとんどです。ご自身にあった方法を選ぶ参考にしてください。
【処分方法1】家電量販店にて商品引取サービスを利用する
家電量販店で商品引取サービスを依頼できます。
新しい商品との買い替えが理由で処分する場合は、この方法が1番最適です。
壊れていなければ引取りの前日まで使うことが可能で、タイムラグが少なく交換できます。
引き取りのみの業者に比べ安心感があり、とくに女性のひとり暮らしの場合は大きなメリットではないでしょうか。
家電量販店での引き取りの場合、家電リサイクル券は量販店が準備するため、リサイクル料金と収集運搬料金の支払いが必要です。
また、購入を伴わず、購入店が不明の場合でも引き取りが可能な量販店が多いです。
ホームページに明確な記載はなく、メールの問い合わせでは対応していないと言われますが、コツは最寄り店舗へ直接電話をすることです。
有料になりますが、大型家電の場合、搬出の相談も受けてもらえます。
【処分方法2】23区の指定引取場所へ持ち込む
東京都23区の住民や事業者を対象に、リサイクル家電を持ち込める指定引取場所があります。
持ち込む場所によってルールに違いはありますが、払込済みの家電リサイクル券と処分したい冷蔵庫・冷蔵庫を持ち込むと、適切な処分対応がおこなわれます。
冷蔵庫・洗濯機の運搬に問題がなければ、簡単に費用も最小限に処分できる方法です。
世田谷区の場合、以下の指定場所が持ち込みやすいでしょう。
1台であれば営業時間内は予約不要。
家電リサイクル券と合わせて持ち込んでください。
【処分方法3】家電リサイクル受付センターに依頼する
家電リサイクルセンターでは、東京23区に住んでいる区民や事業者からの、家電リサイクル法に適用されている品目の回収をおこなっています。
あらかじめ電話やインターネットで集荷を申し込むシステムです。
回収時に現金にて家電リサイクル料と運搬費を支払うため、家電リサイクル券の準備は不要です。
回収費用は以下の通りです。
回収品目 | リサイクル料(税込) | 運搬料(税込) | 合計(税込) |
---|---|---|---|
170l以下冷蔵庫 | 3,740円 | 3,157円 | 6,897円 |
170l以下冷蔵庫 | 4,730円 | 3,157円 | 7,887円 |
洗濯機 | 2,530円 | 3,157円 | 5,687円 |
※運搬料は、回収場所から指定引取場所までの費用です。
回収場所の指定に制限があるため、注意が必要です。
戸建ての場合はトラックが横付けできる道路部分、集合住宅の場合は指定の集積場になるため、回収場所までの運搬はご自身でおこなう必要があります。
【処分方法4】不用品回収業者に回収を依頼する
不用品回収業者に冷蔵庫・洗濯機の回収を依頼できます。
引っ越しなどで他に不用品がある場合、総合的に処分費用が抑えられる方法です。
トラック1台分の定額制、女性作業員を依頼するプランなど、各社でさまざまなサービスを用意しているため、自分にあった業者選びができます。
日程調整に自由度が高く、搬出の心配がいらない点がメリットです。
ただし、トラックに処分品が積めるのかの自己判断は難しく、処分する品物が希望するプランとあっているのか具体的に確認が必要です。
また、型番や状態によっては買取を提案してくれることがあります。
リサイクル券の準備の有無など、見積もり時に詳細な打ち合わせをしておくと心配が少ないでしょう。
【処分方法5】リサイクルショップに買取を依頼する
まだ使える冷蔵庫・洗濯機や、比較的新しい型番の品目は、リサイクルショップに買取依頼を検討してはいかがでしょうか。
ここまで提案した方法と違い、支払いではなく収入がある点が大きく異なります。
目安として、製造から3年程度のものであれば買取されやすいです。
出張査定や事前にLINEで査定ができるサービスもあり、手軽で利便性が高く、搬出の心配もいりません。
引っ越しなどで冷蔵庫以外にも買取依頼ができるものがあれば、まとめて査定してもらいましょう。
ただし、買取には身分証明書の提示が必要です。トラブルを避けるためにも未成年からの買取はおこなっていません。
リサイクルショップに買取が成立した場合はリサイクル券を準備する必要はありません。
【処分方法6】フリマアプリでの販売や譲渡先を探す
メルカリ・ヤフオク・ジモティーなどのフリマアプリに掲載し、買い手を見つける方法があります。
これは、壊れていないことが前提で、比較的新しい冷蔵庫・洗濯機を処分したい場合には有効な手段です。
一時的に冷蔵庫を増やしたいケースや、新品を買うほどではない場合、フリマアプリでの需要は多くあります。
送料を出品側ではなく購入者側負担に設定しておくと、処分品のみの正確な情報がかわればスマホひとつで準備できます。
利益目的ではなく、費用を抑える目的であれば、ジモティーを使い、世田谷区内の引き取りが可能な方に無料で譲ってしまえば処分費用がかかりません。
2,000円以上のリサイクル券が不要なため、無料で引き取り手が見つかるだけでも費用を抑えることが可能です。
【処分方法別】メリット・デメリット一覧
ここまで紹介した6種の処分方法のメリット・デメリットを一覧にしました。
世田谷区で冷蔵庫・洗濯機を処分する場合、何がメリットかはお住いの環境によって異なります。
とくに、搬出がご自身でできるのかが大きなポイントになるでしょう。
ぜひご自身へのメリットが多い処分方法を見つけてください。
処分方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
家電量販店での引き取り | 費用が安い 安心感が高い | 新規購入以外は搬出などの費用がかかる |
指定場所への持ち込み | 費用が安い 予約不要 | 自分で搬出が必要リサイクル券の準備が必要 |
家電リサイクルセンターへ回収依頼 | 費用が安い 申し込みが簡単 | 自宅から回収場所までの搬出の対応がないリサイクル券の準備が必要 |
不用品回収業者 | 搬出の心配が不要 他の不用品も処分が可能 日程調整の自由度が高い | 業者への費用がかかる業者を探す手間がかかる |
リサイクルショップ | 買取分の収入がある | 査定の手間がかかる稼働品に限る |
フリマアプリ | 買取分の収入がある | 出品の手間がかかる稼働品に限る引き渡しの対応がある |
冷蔵庫・洗濯機を処分する前の準備項目
冷蔵庫・洗濯機を処分するにあたり、どのような準備が必要でしょうか。
ここではそれぞれの処分前の準備方法をご紹介します。
冷蔵庫を処分する前の準備
1⃣電源を切り、中身を全て取りだして簡単に汚れを落とします。
2⃣付着した霜を取り除きます。
霜取りの方法は、冷蔵庫のドアを開けて下にタオルを敷いてください。
全ての霜が水になって溶けたら終わりです。
自動の霜取り機能が付いている場合は不要です。
製氷機がある場合、2日前には電源を切りましょう。
3⃣冷蔵庫の下に水抜き用のトレイが設置されているため、トレイの水を捨て、洗浄します。
4⃣霜がなくなったら冷蔵庫本体や引き出しなどの部品を台所用洗剤とスポンジで洗い、水拭き、乾拭きをします。
5⃣運搬用に配線をまとめ、引き出しや扉を養生テープなどで固定します。
洗濯機を処分する前の準備
1⃣洗濯機を空にして、洗剤ボックスやゴミ取りフィルターを取り除き、洗浄してください。
2⃣水抜きをおこないます。
<水抜きの手順>
まず水栓を閉め空の状態で洗濯機をスタートさせ、少し時間が経過したら洗浄を止め、給水ホースを外し洗浄します。次に、最短時間で脱水をスタートさせ、終了後、水に注意しながら排水ホースを外し洗浄したら終わりです。
3⃣洗濯機全体の水気を拭きとります。
4⃣運搬用に配線やアースなどをまとめ、ふたが開かないように養生テープなどで固定します。
悪質業者に注意|冷蔵庫・洗濯機の処分で注意すること
世田谷区では、悪質業者への注意勧告がだされています。
不用品回収の業者を探すためにはどのようなことに注意したら良いのでしょうか?
3つの注意点をご紹介します。
無許可業者の可能性がある
街中を大音量で巡回する車や、無料回収のチラシをポスト投函をする業者のなかには、無許可営業の業者がいます。
不用意に依頼するとトラブルにつながる可能性があります。
不用品回収には世田谷区の許可が必要で、古物商許可番号を持った業者であることを確認してから依頼しましょう。
全ての冷蔵庫・洗濯機が引取りの対象ではない
とくに不用品回収の場合、すべての冷蔵庫・洗濯機が回収対象ではありません。
これは回収後の業者の処理方法が異なるためです。
申し込み前に必ず、冷蔵庫のサイズ・型番・状態を伝えて引き取り対象になるのかの確認をおすすめします。
高額請求される場合がある
冷蔵庫・洗濯機の引き取りを依頼し、電話で言われた金額と実際に請求される金額が異なるトラブルがあります。
オプション料金や型が古く引き取りに追加料金が発生するなど、言い分はさまざまですが高額請求する手口です。
このような業者を避けるためには、数社への見積もりをおこない、不用品回収の相場の把握が大切です。
【世田谷区版】冷蔵庫・洗濯機の処分についてのQ&A
ここでは冷蔵庫・洗濯機を処分するにあたっての質問の回答をします。
洗濯機を解体して不燃ごみに捨ててもいいの?
どんなに小さくても不燃ごみとして回収できません。法律違反になるため、ご注意ください。
自分で運べない場合はどのような方法が最適ですか?
量販店への有料回収の相談・不用品回収業者・リサイクルショップへの回収・フリマアプリ掲載がおすすめです。有料での運搬の対応や、運搬を業者や買い手にお願いできます。
回収の日時指定ができる処分方法は?
自由度の違いはありますが、基本的にどの処分方法でも引き取り日の調整は可能です。
ただし、細かい時間や限定した日にしか対応が難しい場合は、不用品買取業者が一番調整しやすいでしょう。
回収する冷蔵庫の電源はどのタイミングで切ると良いですか?
冷蔵庫は目安として、搬出の15時間前に電源を切ります。
霜取りや水抜きの掃除をするための時間が必要だからです。
掃除に時間がかかりそうな場合はもう少し早めに電源を切り、搬出の準備にそなえることをおすすめします。
世田谷区で冷蔵庫・洗濯機を処分するために大事なこと
ここまで世田谷区で冷蔵庫・洗濯機を処分するための準備や方法についてご紹介しました。
冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法で処分方法が限られていることに加え、大型家電のため、「搬出」が処分方法選びのポイントです。
搬出に問題がない場合は、費用を抑えた処分方法を選ぶことをおすすめします。
また、フリマアプリなどを賢く使い、まずは廃棄せずに次につながる方法を探してみるのはいかがでしょうか。
搬出方法も同時にクリアでき、環境にも配慮した方法です。
とにかく手間をかけず楽に処分したい方や、冷蔵庫や洗濯機以外にも処分したい製品がある方には不用品回収業者がおすすめです。
どの方法で処分するかによってかかる費用の種類や金額が異なるので、それぞれの方法をよく比較しながら最適だと思われる方法で処分するようにしましょう。