【新宿区】冷蔵庫・洗濯機の不用品回収方法|粗大ごみとの違いを解説

「冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみで処分できる?」
「不要な冷蔵庫・洗濯機を引き取ってもらうことは可能?」


このようなことでお悩みではないですか?
この記事では新宿区で冷蔵庫・洗濯機を処分する方法や手順などをご紹介します。
粗大ごみとは処分方法が異なるため注意が必要です。
最後まで読むと、ご自身にあった処分方法がわかります。

冷蔵庫・洗濯機を処分する方法を理解して、新しい暮らしをスタートさせましょう。

目次

  1. 冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみと処分方法が違う?
  2. 冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法に適用します
  3. 【新宿区推奨】冷蔵庫・洗濯機の不用品回収方法4選
    1. 【方法1】買い替えの場合は家電量販店にて引き取りを依頼する
    2. 【方法2】家電量販店に引き取りのみ依頼する
    3. 【方法3】家電リサイクル受付センターに集荷依頼をする
    4. 【方法4】23区指定の収集場所に持ち込む
  4. 【おすすめ】冷蔵庫・洗濯機の便利な不用品回収方法3種
    1. 【使える場合1】リサイクルショップに買取依頼をする
    2. 【使える場合2】フリマアプリに掲載し譲り手を探す
    3. 【使えない場合】不用品回収業者に引き取りを依頼する
  5. 冷蔵庫・洗濯機を処分する前にやっておくこと
  6. 【新宿区版】冷蔵庫・洗濯機を処分するにあたってのQ&A
  7. 新宿区で冷蔵庫・洗濯機を適切に不用品回収するには
目次

冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみと処分方法が違う?

新宿区で冷蔵庫・洗濯機を処分したい場合、粗大ごみで処分できません。
冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法に該当しているためです。

新宿区で家電を処分する場合、ドライヤーのような小型家電は「金属・陶器・ガラスごみ」として処分します。
また、30cmをこえる掃除機など大きな家電は「粗大ごみ」として回収を依頼します。

冷蔵庫・洗濯機はそのどちらにも含まれず、家電リサイクル法に基づいた専用の処分方法が必要です。
回収を依頼する処分方法は粗大ごみと似ていますが、持ち込み場所や回収業者の連絡先が異なります。

小さく分解しても家庭ごみとは認められず、捨ててしまうと法律違反になるためご注意ください。
新宿区のごみの分け方については以下をご確認ください。
参照:新宿区の資源・ごみの分け方・出し方

冷蔵庫・洗濯機は家電リサイクル法に適用します

家電リサイクル法に該当するのは冷蔵庫・洗濯機にテレビ・エアコンを含めた4品目です。
ここには冷凍庫・ワインクーラー・衣類乾燥機なども含まれます。

家電リサイクル法とは、まだ使える部品はリサイクルにまわし、廃棄ごみを減らすために制定された法律です。
処分のためには家電リサイクル券を準備し23区指定の場所に持ち込むなど、許可を持った業者が適正に処分する必要があります。

家電リサイクル券とは

家電リサイクル券とは、家電リサイクル法に適用した冷蔵庫・洗濯機などを処分する際に必要な券です。
処分品の種類や容量などに応じた支払いが必要で、処分する方法により以下の2種類にわかれます。

注意点としては、家電リサイクル料として現金で支払うケースもある点です。
処分方法が決まるまでは家電リサイクル券を購入しないようにしましょう。

・料金販売店回収方式
家電リサイクル券は量販店が準備しており、リサイクル料金の支払いが発生します。
運び出しを依頼する場合など別途費用が必要です。

・料金郵便局振込方式
郵便局にて購入し窓口やATMで支払い、日付印のある払込受付証明書をリサイクル券に貼付します。
処分品の品目・メーカー・支払額を自分で記載するため、事前確認が必要です。


処分のために必要な家電リサイクル料金は以下の通りです。

品物料金
170ml以下冷蔵庫3,740円(税込)
171ml以上冷蔵庫4,730円(税込)
洗濯機2,530円(税込)

家電リサイクル券記載に必要なメーカー・品目はこちらから確認できます。

参照:一般財団法人家電製品協会「リサイクル料金主要メーカー 一覧」

【新宿区推奨】冷蔵庫・洗濯機の不用品回収方法4選

新宿区で推奨している冷蔵庫・洗濯機の処分方法が4つあります。
それぞれのメリット・デメリット、家電リサイクル券準備の有無をあわせてご説明します。

【方法1】買い替えの場合は家電量販店にて引き取りを依頼する

新しいものを購入するための処分であれば、購入した冷蔵庫・洗濯機の納品に合わせて処分品を引き取ってもらえます。
家電量販店としても家電リサイクル品目を適正に処分する義務があるためです。
この場合のメリットは、業者の選定やアポイントなどの手間がかからず、処分品の運び出しの心配がいらない点です。
また、ご自身での家電リサイクル券の購入や払い込みも不要で、家電量販店用のリサイクル券を使います。

デメリットは家電リサイクル料に手数料が加算される点ですが、収集場所に持ち込む時間を考えたら大きなデメリットとは考えにくいでしょう。
購入が前提の場合は一番スムーズな処分方法です。

【方法2】家電量販店に引き取りのみ依頼する

家電量販店に冷蔵庫・洗濯機の引き取りをお願いできます。
家電量販店には家電リサイクル適用品目を適正に処分する義務があるためです。

購入を前提とした処分品の引き取りは想像しやすいですが、ほとんどの家電量販店が処分のみでも対応しています。
ホームページなどに大々的な記載がないため、最寄りの店舗に電話での問い合わせがおすすめです。
ただし、購入しない場合は費用に運搬費が加算されます。
回収前に店舗にて家電リサイクル料の支払いが必要な場合もあるため、まずは電話で問い合わせしてみましょう。
メリット・デメリットは購入をともなう場合と同じで、安心度が高く搬出の心配がいりません。

冷蔵庫・洗濯機は大型家電のため、搬出が簡単にできないケースが多く、家電量販店での引き取りは手軽な方法といえるでしょう。

【方法3】家電リサイクル受付センターに集荷依頼をする

家電リサイクル受付センターに冷蔵庫・洗濯機の回収が頼めます。
インターネットなどで予約をして、自宅近くに集荷に来てもらうサービスです。
予約が簡単で、自宅近くまで来てもらえる点がメリットですが、自宅内から集荷場所までの運び出しサービスは行っていません。
集荷場所は戸建ての場合、トラックが横付けできる道路、集合住宅の場合はごみの集積所です。運び出しが難しい場合、デメリットになるでしょう。
家電リサイクル券の準備はいらず、集荷の際に運搬費(3,157円)を含む料金を現金で支払います。運搬費とは集荷してから指定場所までのことを指します。

家電リサイクルセンター
電話番号:0570-087200
平日9:00~17:00

【方法4】23区指定の収集場所に持ち込む

冷蔵庫・洗濯機をご自身で持ち込める23区指定の収集場所があります。
家電リサイクル法適用品目は、一度この収集場所に集めてから業者に移動されるしくみです。
事前予約は要らず、家電リサイクル券を購入し、払い込みした証明書と処分品を直接収集場所に持ち込みます。

冷蔵庫・洗濯機の搬出に問題がなければ、シンプルで費用が少ない点がメリットです。
持ち込むための運び出しができればデメリットはありませんが、日曜の持ち込みをしている場所がないためスケジュール調整が難しい方もいるでしょう。
新宿区内に指定場所はありませんが、近隣の取集所を一覧にしました。

スクロールできます
名称住所電話番号営業時間
東亜物流(株)板橋営業所板橋区舟渡1-17-203-5914-6440 平日9:00~12:00/13:00~17:00
※土曜は不定期で営業
上昇運輸(株)足立区南花畑4-3-1803-5851-8044平日・土曜9:00~12:00/13:00~17:00
MDロジスフィールドサービス(株)江東営業所江東区新木場1-11-1503-3522-6980平日・土曜9:00~12:00/13:00~17:00
岡山県貨物(株)江戸川事業所江戸川区臨海町4-3-1
葛西トラックターミナル
03-5667-7060平日9:00~11:30/13:00~16:30
岡山県貨物運送(株)京浜支店大田区平和島2-1-1
京浜トラックターミナル10号棟
03-3762-8261平日9:00~12:00/13:00~17:00
土曜9:00~12:00
(有)東南流通世田谷区喜多見1-13-203-5727-1425平日9:00~12:00/13:00~17:00
土曜9:00~12:00
※受付は30分前まで※土曜は休業あり
(株)調布清掃調布市深大寺東町1-30-7042-485-1166平日8:00~12:00/13:00~16:00
土曜8:00~12:00
※受付は30分前まで※土曜は休業あり

【おすすめ】冷蔵庫・洗濯機の便利な不用品回収方法3種

ここまで新宿区が推奨する冷蔵庫・洗濯機の処分方法をご説明しましたが、これまでの方法とあわせて検討したい3つの方法をご紹介します。

処分品がまだ使えるかどうかで提案方法が変わるため、それぞれのパターンにわけてご案内します。

【使える場合1】リサイクルショップに買取依頼をする

冷蔵庫・洗濯機がまだ使える場合、リサイクルショップに買い取ってもらえる可能性があります。

大型家電は新品で購入すると高額で、事務所用や追加購入のニーズもあり、リサイクルショップでの需要も多いです。とくに型番が新しいものは人気があります。

査定して引き取りになる場合は、たとえ安い価格になったとしても家電リサイクル料がいらず、搬出や運搬費の心配もいらないメリットがあります。

ただし、使えることが前提で、製造してから5年以内の製品など制限しているお店があるため注意が必要です。
まだ使えるものを廃品にせず、リユース(再利用)するという考え方は新宿区でも推進しており、環境のためにも優しい選択です。

【使える場合2】フリマアプリに掲載し譲り手を探す

ご自身でメルカリやヤフオクに出品し、買いたい人を探す方法があります。
24時間好きなときにアクセスできる利便性から圧倒的な人数が掲載を見ており、買い手を見つけるチャンスが多いためです。
フリマアプリへの掲載はご自身で行うため、面倒に感じるケースもありますが、価格の設定が自由で、製造年や多少の傷などの制限がありません。
買ってもらう選択肢にくわえ、ジモティーに掲載し、0円で譲り手を探す方法もあります。
冷蔵庫・洗濯機に限らず、処分にお金がかかるものであれば、ほしい方に譲って引き取りに来てもらえば手間もかからず処分することが可能です。

冷蔵庫・洗濯機の処分が決まったら、まずフリマアプリに掲載し、買い手や譲り手が見つからなかったら次の方法に進むと良いでしょう。
ご自身の都合で掲載はいつでも取り下げられます。

【使えない場合】不用品回収業者に引き取りを依頼する

不用品回収業者に引き取りを依頼する方法があります。
不用品回収の場合、処分品の状態に関わらず、電話一本で見積もりや引き取りに対応します。
家電リサイクル法適用品目では処分方法にルールがあるため、限られた時間の中での処分が難しいこともあります。

お引っ越しなどでほかのごみがある場合も含め、種類にかかわらずどのようなものでも一度処分できるのが不用品回収の一番のメリットでしょう。
デメリットはほかの処理方法に比べ、費用がかかることです。また、単品でも複数でも出張費などの経費は変わらず、割高になる場合があります。
もちろん、まだ使えるものでも回収が可能です。ご自身の状況に合わせてご検討ください。
注意点としては営業許可を持たない悪質な業者の存在です。
トラブルを防ぐためにも、複数社に見積もりを取り、最適な業者を探すことをおすすめします。

冷蔵庫・洗濯機を処分する前にやっておくこと

冷蔵庫・洗濯機を処分するための準備をまとめました。
何もせずに運んでしまうと内部にあった水が漏れたりトラブルになる可能性があるためです。
とくに冷蔵庫は1日前、製氷機がある場合は2日前を目安に電源を切って準備をスタートしましょう。

冷蔵庫洗濯機
①中身を全て取り出し、簡単に汚れを落とす①洗濯機を空にして、洗剤ボックスやゴミ取りフィルターを取り除き、洗浄 
②霜取り冷蔵庫のドアを開けて下にタオルを敷き、全ての霜が溶けたら終了霜がなくなったら冷蔵庫本体や引き出しなどの部品を台所用洗剤とスポンジで洗浄し水拭き、乾拭き②水抜き水栓を閉め空の状態で洗濯機をスタートさせ少し時間が経過したら止め、給水ホースを外し洗浄その後、最短時間で脱水をスタートし、終了後に排水ホースを外し洗浄
③冷蔵庫の下にある水抜き用のトレイの水を捨て、洗浄③洗濯機全体の水気を拭く
④運搬用に配線をまとめ、引き出しや扉を養生テープなどで固定④運搬用に配線やアースなどをまとめ、ふたが開かないように養生テープなどで固定

【新宿区版】冷蔵庫・洗濯機を処分するにあたってのQ&A

新宿区で冷蔵庫・洗濯機を処分する場合のよくある質問をまとめました。

冷蔵庫・洗濯機の処分費用はいくらくらいが目安ですか?

新宿区が提案している回収サービスや持ち込みの場合、
冷蔵庫で3,740円から9,980円、洗濯機で2,530円から7,780円です。

リサイクル家電を分解して家庭ごみに出すと違法すか?

違法です。小さく分解できても冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンはリサイクル家電として処分する必要があります。

小型家電リサイクル法で回収されるものはなんですか?

家電リサイクル法適用品目を除く家電製品のほとんどが該当し、回収可能です。
回収方法については各自治体にお問い合わせください。

新宿区の粗大ごみの基準はなんですか?

基本的には30cmをこえるごみを「粗大ごみ」とします。
ただし、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンは家電リサイクル法に適用した品目のため粗大ごみにはなりません。
大きさだけで判断できないごみもあるため、ご注意ください。

新宿区で冷蔵庫・洗濯機を適切に不用品回収するには

冷蔵庫・洗濯機を処分するには家電リサイクル法をよく理解して処分する必要があります。
粗大ごみと間違えて処分してしまうと違法行為になるためです。
近年では廃棄物の増加、廃棄場の火災などが問題視されており、環境に配慮した法律の制定やごみの分別が進んでいます。

そのため、冷蔵庫・洗濯機に限らず、ごみの処分方法が細くなり、聞いたことはあっても実際に処分しなければわからないことも多いです。
毎日の心地よい暮らしを実現するためにも環境に配慮しながら、家電リサイクル法を理解して冷蔵庫・洗濯機を適切に処分しましょう。

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