中央区で冷蔵庫・洗濯機を処分する方法！不用品回収業者選びの注意点を解説

中央区で冷蔵庫や洗濯機の処分を検討している方の中には、処分方法がわからず困っている方もいるのではないでしょうか？冷蔵庫や洗濯機は一般ごみと異なり、そのまま町内会のごみ置き場に捨てるわけにはいかず注意が必要です。

本記事では、中央区で冷蔵庫と洗濯機を処分したい方向けに適切な処分方法を解説します。併せて家電リサイクル法の内容や不用品回収業者を利用するメリットも紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

【目次】
中央区では冷蔵庫・洗濯機を収集・処分していない点に注意しよう
　 中央区で冷蔵庫・洗濯機を処分する際のリサイクル料金・支払い方法
　 冷蔵庫のリサイクル料金
　 洗濯機のリサイクル料金
　 リサイクル料金の支払い方法
　 冷蔵庫・洗濯機の処分には収集運搬料金が必要

中央区で冷蔵庫・洗濯機を処分する5つの方法
　①家電リサイクル受付センターに申し込む
　②自ら指定取引場所に持ち込む
　③家電量販店に引き取りを依頼する
　④売却する・欲しい人に譲る
　⑤不用品回収業者に処分を依頼する

 中央区で冷蔵庫・冷蔵庫を処分する際は悪質な不用品回収業者に注意

【まとめ】中央区で不用になった冷蔵庫や洗濯機は適切に処分しよう

中央区では「家電リサイクル法」に基づき、冷蔵庫や洗濯機をはじめエアコンやテレビなどの「家電リサイクル法対象品目」の収集・処分を直接おこなっておりません。

家電リサイクル法とは、一般家庭や事務所から排出されたテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機をリサイクルして資源の有効利用を促進する法律です。

以下のように、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機のリサイクルをメーカー・小売業者・消費者で役割分担を定めています。

 消費者が冷蔵庫や洗濯機を処分する際は、メーカーが定めている「リサイクル料金」を支払う必要があります。

中央区で冷蔵庫や洗濯機を処分する際に支払うリサイクル料金を確認しておきましょう。
併せて、2つの支払い方法も解説します。

冷蔵庫のリサイクル料金

中央区で冷蔵庫を処分する場合、容量やメーカーによってリサイクル料金が異なります。以下の表にあるように、170L以上「大」と170L以下「小」で料金が違うので注意しましょう。

＜冷蔵庫の容量別リサイクル料金の目安＞

冷蔵庫の容量	リサイクル料金の目安（税込）
容量171L以下（小）	3,740～5,200円
容量170L以上（大）	4,730～5,600円

以下の表は、メーカー別に定められている冷蔵庫のリサイクル料金の一例です。

＜冷蔵庫のメーカー別リサイクル料金の一例＞

冷蔵庫の容量	アイリスオーヤマのリサイクル料金（税込）	ツインバードのリサイクル料金（税込）	パナソニックのリサイクル料金（税込）
容量171L以下（小）	4,730円	5,200円	3,740円
容量170L以上（大）	4,730円	5,600円	4,730円

洗濯機のリサイクル料金

家電リサイクル法では、洗濯機に大小や機能による区分を設けていません。全自動洗濯機や2槽式洗濯機、洗濯乾燥機など種類にかかわらず同じです。

ただし、以下の表のようにメーカーによってリサイクル料金が異なる点に留意しておきましょう。
現時点では、2,530円・2,640・3,300円・2,805円の4パターンとなっています。

＜洗濯機のリサイクル料金メーカー別一例＞

メーカー	洗濯機のリサイクル料金（税込）
アイリスオーヤマ	2,530円
サムスン電子ジャパン	2,640円
サンコー	3,300円
ヤマダ電機（HD）	2,805円

リサイクル料金の支払い方法

リサイクル料金の支払い方法はケースに応じて、以下2つの方式があります。

料金販売店回収方式 

料金販売店回収方式とは、消費者が家電量販店などの小売業者にリサイクル料金を支払う方法です。

おもに、買い替えで新しい冷蔵庫や洗濯機を購入するケースに利用されており、購入代金と合わせてリサイクル料金を支払うとリサイクル券が発行され、消費者には控えが渡されます。

料金郵便振込方式 

料金郵便振込方式とはリサイクル料金を郵便局の窓口、もしくはゆうちょ銀行のATMを利用して支払う方式です。

おもに、不用になった冷蔵庫や洗濯機を指定取引場所に自分で持ち込む場合や、収集運搬業者に引き取ってもらう際に利用します。

冷蔵庫・洗濯機の処分には収集運搬料金が必要

処分したい冷蔵庫や洗濯機を引き取ってもらう際には、リサイクル料金に加えて収納運搬料金もかかります。家電リサイクル受付センターの場合、冷蔵庫と洗濯機に関しては一律3,175円（税込）です。

ただし、家電量販店など小売り業者に引き取りを依頼した場合、収集運搬料金は家電量販店によって異なります。

中央区で店舗を展開している、おもな家電量販店の冷蔵庫と洗濯機の収集運搬料金は以下のように設定されているので確認してください。

＜中央区にあるおもな家電量販店の収集運搬料金＞

家電量販店	冷蔵庫の収集運搬料金（税込）	洗濯機の収集運搬料金（税込）
ヤマダ電機	2,500円	2,500円
カメラのキタムラ	3,000円（170L以下）	4,000円
ノジマ	1,650円	1,650円
ヨドバシカメラ	550円	550円

以下の表は、リサイクル料金と家電量販店の収集運搬料金を合計した金額です。
なお、洗濯機のリサイクル料金を2,530円、冷蔵庫のリサイクル料金を4,730円で計算しています。

＜中央区にあるおもな家電量販店の処分料金合計＞

家電量販店	冷蔵庫の処分料金合計（税込）	洗濯機の処分料金合計（税込）
ヤマダ電機	7,230円	5,030円
カメラのキタムラ	7,730円	6,530円
ノジマ	6,380円	4,180円
ヨドバシカメラ	5,280円	3,080円

冷蔵庫や洗濯機を処分する際にかかる費用の目安がわかったところで、具体的に処分する方法を確認しておきましょう。

中央区では冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象品目の収集を直接おこなっていないので、以下5つの処分方法から選ぶ必要があります。

1. 家電リサイクル受付センターに申し込む
2. 自ら指定取引場所に持ち込む
3. 家電量販店に引き取りを依頼する
4. 売却する・欲しい人に譲る
5. 不用品回収業者に処分を依頼する

では、それぞれ詳しく解説していきましょう。

①家電リサイクル受付センターに申し込む

家電リサイクル受付センターでは東京都23区内に住んでいる区民と事業者を対象に、洗濯機・冷蔵庫・テレビ・エアコンの家電リサイクル法4品目の回収依頼を受け付けています。

電話もしくはインターネットで申し込みすると、収集運搬業者が自宅まで引き取りに来てくれるサービスです。

土曜日祝日明けや時間帯によっては申込みが集中して電話がつながりにくいとのことなので、24時間利用できるインターネットで申し込むのがおすすめです。

＜東京23区家電リサイクル事業協同組合 家電リサイクル受付センター＞
電話番号：0570-087200（ナビダイヤル）
日曜日・年末年始を除く午前9時～午後5時
ホームページ(24時間受付)

ただし、家庭の事情や目的によっては不向きなケースがあります。家電利用受付センターに依頼する際は、以下の点に注意が必要です。

自分で運び出す必要がある

家電リサイクル受付センターで手配される収集運搬業者は、自宅や事務所内からの冷蔵庫や洗濯機の運び出しをおこなっておりません。公道に面し、収集運搬業者のトラックが横付けできる場所へ収集日までに自ら運び出す必要があります。

集合住宅の場合は、トラックが進入できる建物指定の集積場に自分で運び出さなければなりません。上層階から1階までや玄関先までの移動なども、理由を問わず対応してくれないので注意してください。

ご高齢の方や女性の一人暮らしなど、大きな冷蔵庫や洗濯機を持ち運ぶのが難しい場合には向いていない処分方法です。

詳細の確認が必要

家電リサイクル受付センターに依頼する際は、処分したい冷蔵庫や洗濯機に関する以下の情報を確認して伝える必要があります。

 メーカー
 サイズ
 容量（冷蔵庫の場合）

 詳細な情報を調べるのが面倒だったり、サイズの測り方がわからなかったりする方には向いていないので注意しましょう。

取り外しはできない

収集運搬業者は、壁に固定している冷蔵庫や洗濯機の取り外しはおこなっていないので注意が必要です。地震対策で壁に固定している場合は、自分で取り外さなければなりません。

部屋からの移動・持ち運びを含めて有料でもおこなっていないので、あくまで自分で屋外に持ち出すのが前提のサービスである点に留意しておきましょう。

内容物をきれいに取り除く

収集運搬業者に冷蔵庫や洗濯機を収集してもらう際には、必ず中身を取り除いた状態にして引き渡す必要があります。

とくに、冷蔵庫に生ゴミやカン、ビン、洗濯機に衣類などが入っているままだとリサイクルの障害になるので注意しましょう。状態によっては、収集を断られる場合もあります。

リサイクル料金と収集運搬料金がかかる

家電リサイクル受付センターに冷蔵庫や洗濯機の引き取りを依頼すると、以下の表にあるように所定のリサイクル料金と収集運搬料金がかかります。どの程度のコストがかかるのか確認しておきましょう。

ただし以下の表はあくまで目安であり、冷蔵庫と洗濯機のメーカーによって異なる点に注意してください。

＜家電リサイクル受付センターに依頼した場合の料金目安＞

処分対象家電	リサイクル料金（税込）	収集運搬料金（税込）	合計
冷蔵庫（170L以下）	3,740円	3,157円	6,897円
冷蔵庫（171L以下）	4,730円	3,157円	7,887円
洗濯機（衣類乾燥機）	2,530円	3,157円	5,687円

②自ら指定取引場所に持ち込む

中央区で冷蔵庫や洗濯機を処分したい場合、指定された場所に自分で持ち込む方法があります。
当然ながらリサイクル料金を支払う必要がありますが、自ら運搬するので収集運搬料金がかからないのがメリットです。

まず、郵便局の窓口やゆうちょ銀行のATMを利用する料金郵便振込方式でリサイクル料金を支払います。
受け取ったリサイクル券を処分する冷蔵庫や洗濯機に貼り付けて、指定された場所へ持ち込んでください。

ただし、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電を普通乗用車で運搬するのは困難です。軽トラックをレンタルするなどの対応が必要になると、かえってコストがかかります。運搬するための車を用意できる方におすすめの処分方法です。

なお、東京都23区内には現時点（2024年9月）で、冷蔵庫や洗濯機を持ち込みできる以下7ヶ所の指定場所を設けています。

③家電量販店に引き取りを依頼する

近隣に家電量販店など冷蔵庫や洗濯機を取り扱っている小売業者があれば、引き取りをお願いするのも方法のひとつです。家電量販店に冷蔵庫や洗濯機の処分を依頼する方法には、以下2つのケースがあります。

買い替え時に処分を依頼するケース

家電量販店に冷蔵庫や洗濯機の処分を依頼する場合、もっとも一般的なのが買い替え時です。店頭で新しい冷蔵庫や洗濯機の購入する際に処分を依頼しておけば、配達時に交換で引き取ってくれます。

リサイクル料金を郵便局で支払う必要がなく、店頭ですべての支払いを完結できるのもメリットです。ただし、家電リサイクル受付センターに依頼する場合と同様に、リサイクル料金に加えて収集運搬料金がかかります。

処分のみを依頼するケース

ネット通販などで冷蔵庫や洗濯機を購入した場合や引っ越しで不要になった際は、家電量販店に処分を依頼できるケースがあります。ただし、家電量販店によっては新品購入時のみ処分を受け付けているなど、対応してもらえない場合もあり注意が必要です。
また、リサイクル料金や収集運搬料に加えて、受付手数料という名目で追加料金がかかる場合があります。さらに、引き取りに出張料が請求されるケースもある点に注意しておきましょう。

以下の表では、中央区内で冷蔵庫と洗濯機を扱っているおもな家電量販店をまとめています。

＜中央区内のおもな家電量販店＞

店舗名	住所	電話番号	営業時間
ヤマダデンキ LABI東京八重洲	東京都中央区八重洲１丁目５−２２	03-3510-9098	10～21時
ビックカメラ 日本橋三越	東京都中央区日本橋室町１丁目４−１ 日本橋三越新館 6・7F	03-5542-1111	10～19時
ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba	東京都千代田区外神田４丁目１−１	03-5209-1010	９時半～22時
ビックカメラ AKIBA	東京都千代田区外神田４丁目１−１	03-6260-8111	10～21時

④売却する・欲しい人に譲る

不要になった冷蔵庫や洗濯機を売却したり、欲しい人に譲ったりする方法もあります。リサイクル料金や収集運搬料金などのコストがかからず、状態や条件によっては現金化できるのもメリットです。以下のような方法があるのでチェックしておきましょう。

リサイクルショップに売却する 

近隣にリサイクルショップがあれば、不用になった冷蔵庫や洗濯機を買い取ってもらえる場合があります。自分で持ち込む必要があるものの、その場で査定してくれるのでなるべく早く処分したい方におすすめです。

ただし、購入したばかりの新品に近い状態でない限り、あまり高額買い取りは期待できないでしょう。また、引き取りはしてくれないので、軽トラックなど持ち運びできる車を用意できない場合は向いていません。

また、状態によっては買い取りを拒否されるケースもあり、その際は持ち帰る手間がかかるのもデメリットです。

ネットオークションやフリマアプリで売却する 

なるべく高く売却したいなら、自分で希望の売値を設定できるネットオークションやフリマアプリの利用を検討してみましょう。オークション形式なら、予想以上の高値で購入してもらえるケースもあります。

ただし、すぐに売れるとは限りません。いつまで経っても売れない可能性もあり、処分を優先したい方には不向きです。希望していた価格で売れず、配送料込でマイナスになる場合もあり得ます。

また、出品から配送まですべてを自らこなす必要があり、労力と手間がかかる点にも留意しておきましょう。

掲示板サイトで譲る 

オークションサイトやフリマアプリのほかに、「ジモティー」などの地元密着のインターネット掲示板を利用する方法もあります。完全に故障している場合は難しいですが、まだ使える状態なら欲しい人に譲るのも方法のひとつです。

引き取りに来てもらったり、運搬を手伝ってもらったりなどを条件に設定すれば手間も省けます。ただし、ネットオークションやフリマアプリと同様にすぐ処分できるとは限らないので、急な転勤などで早く処分したい方には不向きです。

 中央区の不用品の交換システム

中央区では、
資源のリサイクルを実践する拠点として「リサイクルハウスかざぐるま」（八丁堀と箱崎町）を設置しています。
在住または在勤者なら不要品を出品することができます。
冷蔵庫と洗濯機は大型家電のため実際に展示することはできませんが
展示できない大型家具や高額なものなどを譲りたい、譲ってほしい方の情報の掲示をしています。

注記：18歳以上の中央区在住・在勤・在学者が家庭で使用したものに限ります。
また、破損品・食料品・医薬品・生き物・植物・貴金属類・自動車などは登録できません。

中央区立リサイクルハウスかざぐるま八丁堀
住所：東京都中央区八丁堀３丁目１７−９ 中央区立京華スクエア
電話番号：03-6275-2961
営業時間：９時~17時

中央区立リサイクルハウスかざぐるま箱崎町
住所；中央区日本橋箱崎町36番15号
電話：03-3668-5037
営業時間：９時~17時

⑤不用品回収業者に処分を依頼する

不要になった冷蔵庫や洗濯機を処分したい場合は、不用品回収業者を利用するのも有効な方法のひとつです。不用品回収業者の利用には以下のメリットがあります。

日時に柔軟かつスピーディに対応してくれる

不用品回収業者は、希望の日時に回収してくれるフットワークの軽さが魅力のひとつです。混雑具合によって対応が難しい場合があるものの、家電リサイクル受付センターのように時間帯を指定できないケースは少ないでしょう。

とくに、一人暮らしのサラリーマンや学生など、休日の限られた日時に回収してもらいたい方は不用品回収業者の利用がおすすめです。急な引っ越しで不用品を処分したい場合も重宝します。また、夜間や早朝に回収してくれる業者なら、どうしても日中に時間を取れない方でも安心です。

持ち出しに対応してくれる

家電リサイクル受付センターに依頼すると、トラックが横付けできる場所まで自分で持ち出す必要があります。対して、不用品回収業者なら室内からの冷蔵庫や洗濯機の持ち出しに対応してくれるのがメリットです。

とくに、ご高齢の方や女性で一人暮らしの方など、重たい家電を持ち運べない場合に不用品回収業者の存在が役立ちます。

買い取ってもらえる場合がある

不用品回収業者は、必ずしも廃棄を目的に不用品を回収するわけではありません。状態が良い冷蔵庫や洗濯なら、リユースするために買い取ってもらえるケースがあります。

急な引っ越しなどで冷蔵庫や洗濯機が不用になって早めに処分したい場合、オークションサイトやフリマアプリだと売れるとは限りません。また、リサイクルショップは持ち運ぶ必要があり、冷蔵庫や洗濯機を載せられる車を用意できないと困難です。

まだまだ使える状態の冷蔵庫や洗濯なら、買い取ってもらえないか不用品回収業者に相談してみると良いでしょう。

中央区に限らず、不用品回収業者の中には悪質な営業をおこなっている業者が存在します。
とくに、無料回収を謳う業者に注意が必要です。

無料と説明しながら、冷蔵庫や洗濯機を運び出してトラックに積み込んでから
「引き取りは無料だけど搬出料金がかかる」などと、高額請求するトラブルが発生しています。
さまざまな理由を後付けされるケースもあり、十分に注意しなければなりません。

不審な点や不安を感じた際にはあらかじめ見積もりしてもらい、適正価格なのかチェックしてから正式に依頼しましょう。

中央区で冷蔵庫や洗濯機を処分するにはいくつかの方法があり、それぞれでリサイクル料金の支払い方法や対応してくれる作業内容、必要なコストが異なります。

急いで処分したい場合や大きな家電を運び出せない一人暮らし・ご高齢の方なら、さまざまな要望に対応してくれる不用品回収業者を-利用するのも方法のひとつです。

家庭の事情や緊急性などを考慮しながら、自分に適している方法を選択して適切に冷蔵庫や洗濯機を処分しましょう。