タンスの処分方法マニュアル!無料処分するなら解体して可燃ごみへ!

タンスを処分したいけど、どの方法が一番効率的でお得なの?そんな疑問をお持ちのあなたへ、この記事はまさにそのような疑問の解決策を提供しています。

この記事では様々なタンス処分方法を解説し、タンス処分時の注意点やコツも紹介しています。

非常に手間はかかりますがタンスは無料での処分も可能です。

その方法ももちろんご紹介します。

目次

タンス処分のタイミング

タンスは丈夫で長持ちするため、壊れて使えなくなることは滅多にありません。

しかし、「子供の成長に伴って処分したい」「実家を出るタイミングで処分したい」「引越しを機に処分したい」といった理由で、不要になったタンスを処分することを考える方も多いでしょう。

大型家具であるタンスを本当に処分してしまっても大丈夫か、と迷う方も少なくないと思われます。

以下の内容に当てはまる方は、タンスの処分が必要である可能性が高いです。

タンス処分が必要になる理由

  • 古くなって使いづらくなった
  • 引越しやリフォームでスペースが必要になった
  • インテリアの変更で合わなくなった
  • 家族構成の変化による収納ニーズの変化
  • タンス自体の不具合(壊れている、引き出しが開かないなど)

タンス処分のタイミング

  • 引越しやリフォームの際
  • 新しい家具の導入時
  • 家庭内の大掃除時
  • タンスの状態が悪化した時(故障や劣化)
  • 家族構成の変化や生活スタイルの変更があった時

タンス処分を決断するポイント

  • 収納力が低下している
  • 修理やリフォームが難しい・費用がかかりすぎる
  • 場所を取る割に使用頻度が低い
  • 見た目やデザインが気に入らなくなった
  • 処分を行うことで広い生活スペースが確保できる

タンスを無料で処分する方法

タンスを無料で処分する方法として、自分で解体して可燃物として捨てる方法があります。

ただしこの方法は体力と根気が必要ですし、自治体のルールによっては回収してもらえないケースもあるため注意が必要です。

木製のタンスであれば自分で細かく解体し、多くの市区町村では「1辺が30cm未満」のサイズにすれば可燃ごみとして捨てることができます。

ただし市区町村によっては規定が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

以下の手順でタンスを解体して処分しましょう。

  1. 1辺が30cm以内(市区町村により異なる)になるようにタンスを切る
  2. 不燃ごみが混じる場合は分別する
  3. 自治体指定のごみ袋に入れ、集積所に出す(※個数指定がある場合は注意

この方法で費用は0円ですが、解体用のノコギリなどを購入する場合はその費用がかかります。

また、解体作業は時間と体力が必要ですので、余裕をもって取り組みましょう。

ただし、注意点として、規定通りのサイズに細かく裁断した場合でも、自治体によっては事業ごみや特殊ごみと見なされて回収してもらえないケースもあります。

自治体のルールを確認し、常識的な範囲で処分するようにしましょう。

たんすを解体して可燃ごみにする動画

たんす無料処分が可能となるサイズの基準

市区町村サイズ基準
東京23区30cm未満
神奈川県横浜市50cm未満
※材質が木の場合
大阪府大阪市30cm未満
愛知県名古屋市30cm未満
北海道札幌市指定ゴミ袋に入る
宮城県仙台市30cm未満
福岡県福岡市指定ゴミ袋に入る

タンス処分方法7選

それではここからは、実際に利用できるたんすの処分方法をご紹介していきます。

粗大ごみとして出す

最も一般的な方法で、比較的安価にタンスを処分できます。

サイズ
(高+幅+奥)
粗大ごみ料金
(東京都内)
~135cm400円
135~180cm800円
180~270cm1,200円
270~360cm2,000円
360cm~2,800円

手順は以下の通りです。

  1. お住まいの市区町村に申し込み、処分費用・回収日・回収場所を確認する
  2. 回収費用分の粗大ごみ処理券を近くのコンビニで購入
  3. タンスに粗大ごみ処理券を貼り、回収日までに指定された場所に搬出
  4. 回収日に委託業者の作業員がタンスを回収

ただし、手続きや準備に手間がかかるのがデメリットです。

通常申し込みから回収まで1週間程度かかりますが、繁忙期棟は1ヶ月以上もかかることがあります。

また自治体の回収作業員は屋内からの搬出は基本的に行ってくれないので、玄関先やゴミ集積場まで運搬する必要があります。

特に集合住宅では、1階のゴミ集積場までたんすを運ぶ必要があります。

カラーボックス程度の大きさなら問題ありませんが、タンスの移動は大変で、運搬に数人必要になることがあります。

粗大ごみシールの購入方法

市区町村の処理施設に持ち込む

ごみ処理施設にたんすを直接持ち込んで引き取ってもらう方法です。

費用は、自治体に粗大ごみとして回収してもらう方法と同等か安くなることが多く安価で済みます。

ただし、タンスを処理施設まで運搬するためには、最低でも軽トラックなどの車両が必要となります。

自宅からタンスを運び出し、トラックに積み込み、処理施設まで運搬し、荷下ろしまで行う必要があるため、手間と労力が非常に大きい方法です。

さらに、処理施設によっては土日祝日に受け入れを行っていないことがあり、事前の申し込みが必要な場合もあります。

処理施設に持ち込んで処分する際は、事前に市区町村の窓口に問い合わせて確認しましょう。

家具店で処分してもらう

たんすのような大型の家具を買い替える際に、購入した家具販売店で古いタンスを無料または格安で処分依頼する方法です。

高級家具店や大手家具店では対応していることが多いです。

新品の家具の配送の際に、同時に古いタンスを回収してくれるので、運搬等の手間が少ないのがメリットです。

また梱包作業や送料がかからない点も利点ですが、通常は玄関先までたんすを自分で運ぶ必要があります。

新品のたんすではなくても、同等の大型家具を購入した方であれば引き取りに応じてもらえるケースは多いです。

買い替えなど大型の家具を購入する予定がある場合、この方法が最もおすすめです。

新品の家具を購入する予定の店舗が処分に対応しているか、必ず確認しましょう。

タンス引き取りサービスのある家具店例

【ニトリ】

購入した家具と同数量・同容量であれば対応可能。

4,400円/1回

【東京インテリア】

購入した家具と同数量・同容量であれば対応可能。

価格サイズ
(幅+丈+奥行)
2,000円小型たんす:200cm未満
3,000円中型たんす:200cm~300cm
4,000円大型たんす300cm以上
5,000円特殊たんす
分別廃棄が必要なもの

大塚家具

購入した家具と同数量・同容量であれば対応可能。

搬出なども作業員が行ってくれます。 

引取り料金サイズ
500円チェア程度
1,000円テーブル程度
2,000円ベッド程度
3,000円ソファ程度
(3人掛け)

IKEA

IKEA製のたんすであれば買取対象。

買取価格は個別に査定。

状態の悪いものは対象外。

無印良品

購入した家具と同数量・同容量であれば対応可能。

4,400円/1個

引越し業者に依頼する

引越しのタイミングでにタンスを処分する必要がある場合、引越し業者に引き取り処分を依頼することも可能です。

全ての引越し業者がこのサービスを提供しているわけではありませんが、大手の業者であればほとんどが引き取りに対応しています。

中には買取を行っている業者もあるため、引越しを予定している方にはおすすめの方法です。

ただし、引越しの予定がない場合には利用できないのがデメリットです。

また、業者によっては「購入から6年以上経過した家具の買取不可」や「地域によって引き取りができない」などの条件があることもあります。

利用する際は、引越し業者に問い合わせて確認しましょう。

不用品回収を行っている会社例

サカイ引越センター

委任状を提出することで対応可能。料金は個別に見積もり。

※買取もあるもののたんすは期待薄。

【アップル引越センター】

引っ越し時に同時に処分依頼可能。作業料金も無料。

購入5年以内なら査定額アップ。

【日本通運】

引っ越し時に同時に処分可能。

買取・リサイクルショップを利用する

リサイクルショップでタンスを買い取ってもらう方法です。

メリットは処分費用がかからず、むしろ現金化できる点です。

タンスの場合、出張買取を利用すると楽に処分できます。

ただし、日焼けやキズ、汚れがある場合は買い取りが難しいことがあります。

その際は他の処分方法を検討する必要があります。

まずはリサイクルショップのホームページやメールで買取の可否を問い合わせてみましょう。

家具を扱っているリサイクルショップの例

セカンドストリート

ハードオフ

フリマアプリやオークションを活用

オークションサイトやフリマアプリでの売却は、近年身近な処分方法となっています。

無料で手放せるだけでなく、うまく売れば収益も得られます。

アンティークや高級タンスは買取業者よりも良い値が付くことがあります。

ただし、一般的なタンスの場合、売却は難しい傾向があります。

使用感や状態が厳しく判断されるため、状態が良いものか高級品でなければ売却が困難です。

売れた場合、梱包や発送作業が大変で、大きいタンスの送料も高額になるデメリットがあります。

梱包もおまかせできる配送サービスを検討しましょう。参考に、梱包もおまかせできる配送サービスの料金目安をご紹介します。

タンスも対象の配送サービス

【らくらく家財宅急便】

・クロネコヤマトのサービス

・3辺合計450センチ以下、最長辺250センチ以下、高さ200センチ以下

・実重量150キロ以下

・100キロ以上は別途料金発生

・サイズによっては配送日数が通常よりかかる

・料金はサイズや配送距離による

・料金例:5,390円(200サイズ 東京~大阪間)

【たのメル便】

・メルカリの発送サービス

・80~450サイズまで対応

・匿名配送可能

・料金はサイズによる

・料金例:5,000円(200サイズ)

不用品回収で処分する

不用品回収業者を利用すればタンスの処分が簡単にできます。

電話やホームページ、LINEなどから連絡すれば、自宅まで引き取りに来てくれますし、家の中から運び出しも行ってくれます。

デメリットは処分費用がかかることですが、買取サービスを行っている業者も多く、買い取ってもらって現金化できれば逆にメリットとなります。

不用品回収業者の多くは無料で見積りをしてくれるため、まずは問い合わせてタンスが買い取り可能か、買い取りが難しい場合は処分費用がどのくらいになるか確認しましょう。

不用品回収のメリット・デメリット

不用品回収業者のメリット

即日対応などスピーディーなたんす処分が可能

たんすの中を空にしたり掃除したりする必要が無い

どんな状態のたんすでも回収できる

たんすの運び出し、解体、運搬も依頼できる

不用品回収業者のデメリット

他の方法に比べてたんす処分の費用が高くなる

業者選びを慎重に行う必要がある

タンス処分時の注意点とコツ

タンスを処分する際には、業者への依頼やショップへの買取依頼をする場合でも、適切な注意点や工夫を心掛けることで、トラブルを避けたり査定額をアップさせることができます。

以下に、タンス処分時の注意点とコツをまとめました。

悪徳業者への対策

不用品回収や買取業者の中には、残念ながら警戒すべき不誠実な会社が存在するため、注意して業者選びを行うことが重要です。

悪徳業者によりたんすが不法投棄されてしまった場合は、問題のある業者に処分を依頼した持ち主にも責任が及ぶことがあり、後々トラブルに発展することも少なくありません。

また、「無料で回収します」という甘い言葉に騙され、後で高額請求される事例も存在します。

業者を選ぶ際には、以下のポイントに注意して悪徳業者に依頼しないようにしましょう。

  1. 業者のホームページに住所や会社名、実績などの詳細情報が記載されているか確認する。
  2. インターネットで業者の口コミを調べ、評判が良いかどうかを確かめる。
  3. 複数の業者から見積もりを取り、金額や処分内容に納得できる業者を選ぶ。

これらのポイントに注意し信頼できる業者を選んで、トラブルを未然に回避しましょう。

タンスの状態を整える

リサイクルショップや買取業者への販売を検討する際には、タンスの状態を整えることで査定額がアップする可能性があります。

以下の方法でタンスをキレイにしておきましょう。

  1. タンスの引き出しをすべて外し、ゴミを取り除いて汚れを拭き取ります。ぬるま湯につけて固く絞ったタオルを使って拭くことで、汚れを効果的に取り除くことができます。
  2. クレヨンなどの落書きがある場合は、ぬるま湯で薄めた中性洗剤を使って優しく拭き取ります。これによって落書きを落とすことができます。

タンスの状態を整えることで、査定時に良い印象を与えることができ、査定額がアップする可能性が高まります。

事前に手間をかけて整えておくことで、より良い結果が得られるでしょう。

搬出や運搬の対応

タンスは大きく重い家具の代表です。

その為処分の際には運び出しや運搬の部分がネックになりがちです。

あらかじめタンスの大きさや重量を考え、安全にタンスを運べる手筈を整えてから作業を開始するのが理想的です。

まとめ:タンス処分をスムーズにするポイント

費用対効果を考慮する

タンス処分の費用対効果を考慮する際、タンスの状態・価値を評価し、各処分方法のコストと手間を比較してください。

引越しやリフォーム時にまとめて処分することでコスト削減が可能です。

また、無料で処分できる方法がある場合は条件を確認しましょう。

大型タンスの運搬時には、近隣住民との関係を考慮し、騒音や通行の妨げにならないよう配慮が必要です。

適切な処分方法を選ぶことで、費用対効果を最大限に活用できます。

自分の状況に合った方法を選ぶ

タンス処分を行う際、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。

まず、タンスのサイズや重量、状態を確認し、自分で運べるかどうか判断しましょう。

運べない場合は、引越し業者や不用品回収業者に依頼する方法がおすすめです。

また、タンスに価値があると感じる場合は、リサイクルショップやオークションサイトで売却することを検討してください。

無理に処分せず、リサイクルや再利用が可能であれば、環境にも貢献できます。自分の時間や手間を考慮しながら、最適な処分方法を選んでください。

タンス処分の事前準備

タンス処分をスムーズに行うためには、事前準備が重要です。以下の点に注意して準備を進めましょう。

1.中身の整理:タンスの中身を整理し、必要なものと不要なものを分けます。不要なアイテムは処分し、残ったアイテムは新しい収納場所を見つけてください。

2.タンスの掃除:タンスを処分する前に、しっかりと掃除を行いましょう。これにより、処分業者や買取業者に良い印象を与え、査定額が上がる可能性があります。

3.処分方法の検討:タンスの状態や運搬の可否を確認し、最適な処分方法を選びます。自治体の粗大ごみ回収や不用品回収業者、リサイクルショップなど、複数の方法を比較検討してください。

4.申し込み・連絡:処分方法を決定したら、必要な手続きや予約を行いましょう。粗大ごみの場合は自治体に連絡し、不用品回収業者やリサイクルショップの場合は、事前に連絡や申し込みが必要です。

これらの準備を行うことで、タンス処分がスムーズに進み、トラブルを避けることができます。

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