ウォーターサーバーの処分方法ガイド【東京版】:正しい方法・注意点を解説!

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この記事では、ウォーターサーバーの処分を効率的に行うための便利な方法をご紹介します。

メーカーへの問い合わせ内容や自治体ルールに基づく処分方法フロン類を含むウォーターサーバーの特別な処分方法リターナブルボトルとワンウェイボトルの処分方法トラブル回避のポイントなど、詳しく解説しています。

東京でウォーターサーバー処分にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

処分方法の基本:レンタルと購入で違う

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ウォーターサーバーの処分方法は、レンタルと購入で大きく異なります。以下、それぞれのポイントをまとめます。

レンタルウォーターサーバーの処分方法

レンタルウォーターサーバーは、メーカーやサービス提供会社から貸し出されている製品であり、解約時には必ず返却することが求められます。

返却には、自宅まで引き取りに来てもらう方法や、自分で配送して返却する方法があります。

また、多くのレンタルウォーターサーバーには「最低契約期間」が設定されており、途中解約する場合は違約金が発生することがあります。

違約金はメーカーや契約内容によって異なるため、契約前に最低利用期間や解約金・違約金の有無を確認しておくことが重要です。

購入ウォーターサーバーの処分方法

購入ウォーターサーバーの場合、自分で処分する責任があります。

処分方法には、粗大ごみとして処分する方法、リサイクルショップで買取を依頼する方法、ネットオークションやフリマアプリで売却する方法、不用品回収業者に依頼する方法などがあります。

それぞれの方法には、手続きや費用が異なるため、自分にとって最適な方法を選択することが大切です。

レンタル品の返却方法と注意点

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返却方法

レンタルウォーターサーバーの返却方法には、主に2つの方法があります。

自宅で回収してもらう

契約会社がウォーターサーバーを自宅まで回収に来てくれる方法です。

そのまま回収してもらえる場合と梱包が必要な場合がありますので、申し込み時に業者に確認しておくことが重要です。

自分で梱包して返送する

自分でウォーターサーバーを梱包して発送する方法です。

段ボール等の梱包資材を提供してくれる会社もありますが、場合によっては梱包資材の確保や発送料が自己負担となることがあります。

どちらの方法でも、返却前にウォーターサーバー内の水を抜く必要があります。

返却時の注意点

注意点①:違約金

レンタルウォーターサーバーには、最低契約期間が設定されていることが一般的です。

最低契約期間内に解約する場合、違約金が発生することがあります。

違約金は各社で異なり、6,000円~20,000円程度が一般的です。

最低利用期間や違約金の有無、解約時の費用は契約前に確認しておくことが重要です。

また、解約金を支払った方がコストを抑えられる場合もありますので、使い続けることが難しい場合は、レンタル料を払い続けるか、解約金を支払うかの比較検討をおすすめします。

注意点②:梱包資材

自宅で梱包して返送する場合、梱包資材についても考慮する必要があります。

専用の段ボールなどを無料で提供する会社もありますが、利用者の負担となることもあります。

段ボール確保はホームセンターで購入したり、近所のスーパーやドラッグストアなどで廃棄予定のものを分けてもらうなどの方法が考えられます。

注意点③:送料

また送料は通常はウォーターサーバー会社が負担しますが、最低契約期間中の解約の場合は自己負担となることがあります。

ウォーターサーバーは大きく重い製品ですので送料が高くなりがちです。

自己負担となると大きな出費になりかねませんので返却時の送料についてもしっかり確認しておきましょう。

購入ウォーターサーバーの処分方法

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粗大ごみとして処分

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ウォーターサーバーは「粗大ごみ」として扱われるため、通常のゴミとは別の特別な処理方法で廃棄が必要です。

ここでは、粗大ごみとしてウォーターサーバーを処分する際の手続きや費用の概要を説明いたします。

【東京23区】ウォーターサーバーの粗大ごみ料金

金額
400円中央区
600円目黒区 品川区
800円足立区 葛飾区 世田谷区
練馬区 大田区 新宿区
900円千代田区
1,200円板橋区 豊島区 江戸川区
杉並区 江東区 北区
中野区 墨田区 港区
渋谷区 文京区 荒川区
台東区

粗大ごみの手続き方法

ウォーターサーバーを粗大ごみとして処分する場合の手順は以下の通りです。

  1. 粗大ごみ受付センターに申し込む
  2. 粗大ごみ処理券を購入
  3. 処理券を貼ったサーバーを指定日に収集場所に出す

粗大ごみの申し込みは電話やインターネットから受け付けており、処理券は各自治体のゴミセンターやコンビニ、スーパーなどで購入できます。

収集の際は、指定された日時までに自宅やマンションの入り口付近に出してください。

ただし、自治体によってはウォーターサーバーのサイズが規定以上で粗大ごみとして受け付けられない場合がありますので、処分前に粗大ごみ受付センターに問い合わせて確認してください。

粗大ごみ費用

粗大ごみとして捨てる費用は、自治体によって異なりますが、概ね1,000円前後で回収してもらえます。

ウォーターサーバーのサイズによって処分費用が変わるため、事前に測定してから申し込みを行ってください。

また、ゴミ処理場や粗大ごみセンターに直接持ち込むことで、処理手数料が安くなる場合があります。

ただし、重たいサーバーを運ぶ必要があり、事前予約が必要な自治体もあるので注意が必要です。重量のあるサーバーを運ぶ際は、複数人で対応しましょう。

処分施設へ自己搬入するとより安くなる

処分費用をできるだけ抑えたい方は、処分施設へ運び出すのも一つの手です。

クリーンセンターへ自分で運び出す手間がかかる分、処分費用の割引など、経済的な負担を減らせるメリットがあります。

持ち込む際にかかる手数料は、同じ東京都内でも自治体によって異なります。

〈持ち込み処分料の例〉

・東京都世田谷区:回収料金の半額/1点・1日1回10個まで

・東京都杉並区:一律400円/1点・1回5個まで

・東京都足立区:無料・1回10個まで

・東京都板橋区:回収料金の半額・1回10個まで

・東京都渋谷区:持ち込み不可

東京都足立区の場合、処分場への自己搬入で処分料金が0円になります。

世田谷区・板橋区では半額、杉並区では一律400円の減免措置がありますので、処分施設までそれほど距離がない方は、持ち込み処分もアリです。

ただし、渋谷区のように一般の持ち込みを実施していない場合もあります。

詳細については、市区町村の公式ホームページから、粗大ゴミの出し方について確認しておきましょう。

業務用の場合は自治体ごみに出せない

事業所で使っていたウォーターサーバーは、家庭用と同じように廃棄することはできません。

オフィス等、ビジネス目的で利用したウォーターサーバーは業務用のため、産業廃棄物として処分を行う必要があります。

そのため、自治体が回収する粗大ごみに出すことはNGです。

仮に、産業廃棄物を粗大ごみに出した場合は、罰則を科される場合があります。

業務用として使っていたウォーターサーバーは、不用品回収等で処分するのがおすすめです。

【東京23区】ウォーターサーバーを持ち込みした場合の処分料金

料金利用可能日
港区600円
品川区300円
大田区400円月-日
世田谷区400円土日
杉並区400円
板橋区600円月-日
練馬区400円月-日
足立区無料土日
葛飾区400円月-日
江戸川区800円月-日

リサイクルショップ

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店舗金額
ハードオフ無料~数千円
セカンドストリート無料~数千円

ウォーターサーバーがまだ良い状態であれば、リサイクルショップに持ち込んで買取してもらうことができる場合があります。

ただし、リサイクルショップによっては買取対象外となることもあるため、事前に確認が必要です。状態が悪いと買取できないため、良いコンディションが重要です。

高価買取のコツは以下の通りです。

  1. こまめに掃除する: ウォーターサーバーは飲食に関わる製品のため、清潔であることが高価買取の条件です。内部だけでなく外側も綺麗に保つことが美品と判断されるポイントです。
  2. 複数の見積もりを取る: ウォーターサーバーの買取査定額はお店によって異なるため、複数の見積もりを取って比較することが重要です。また、買取可能なお店も限られているため、事前に確認が必要です。
  3. 付属品も一緒に: 取扱説明書や保証書、箱などの付属品を揃えて査定に出すと、買取額がアップすることが期待できます。付属品が揃っていると、「完品」として次の買い手にも魅力的であり、より高い金額で買取が可能になります。特に卓上タイプのウォーターサーバーは外箱が小さく保管しやすいので、状態を良く保つことがおすすめです。

ネットオークションやフリマアプリ

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中古ウォーターサーバー金額
メルカリ5,000円~
14,000円
ラクマ6,000円~
12,000円

ネットオークションやフリマアプリでは、ウォーターサーバーが数多く出品されています。

リサイクルショップと同様に、状態が良ければ意外な高値で売却できることもあります。

ただし、個人間の取引であるため、トラブルが起こる可能性がありますし、梱包や発送の手間や費用も考慮する必要があります。

購入者が気になるポイントは以下の通りです。

  1. メンテナンスや修理: 購入品の場合は基本的に自分でメンテナンスが必要であり、譲渡承諾書がない場合は故障時に自分で修理するか専門業者を探す必要があります。動作確認や故障時の対処方法を説明することが安心感につながります。
  2. 水ボトルの購入方法: ウォーターサーバーによっては専用のボトルしか使用できない場合があります。どのタイプの水ボトルが使用できるか明確にし、購入方法や取り寄せ先を案内することが重要です。
  3. 譲渡してはいけない製品の流通: 流通しているウォーターサーバーの中には、譲渡禁止の契約がある製品やレンタル品が混ざっていることがあります。譲渡しても問題ない製品であることを示すことが重要です。メーカーのホームページを利用して確認することが有効です。

不用品回収で処分

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業者料金料金追加
E社14,000円~あり
くらしのマーケット10,000円~あり
グリーンズリサイクル5,500円無し

不用品回収業者に依頼することで、不要になったウォーターサーバーを簡単に回収してもらえます。

処分費用はかかりますが、自分の都合に合わせて回収日を設定できるため、忙しい方におすすめです。

また、ウォーターサーバー以外の不用品もまとめて引き取ってもらえるので、引っ越しや断捨離を行う方にも適しています。

ただし、回収業者の中には悪徳業者も存在します。無料回収を宣伝しながら、後から高額な料金を請求することがあります。

そのため、事前に業者の調査を行い、悪徳業者を避けることが重要です。

回収費用の内訳が不透明であったり、許認可がなかったりする業者には注意が必要です。また、口コミが極端に悪い業者も避けるべきです。

優良な業者に依頼するためには、複数の業者から見積もりを取得し、サービスや料金を比較することがおすすめです。

面倒だと感じる場合は、無料一括見積もりサービスを利用することで、条件に合った業者が見積もりを提示してくれます。

この方法を利用すれば、忙しい方でも簡単に業者を比較できます。

フロン類を含むウォーターサーバー

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フロン類を使用しているウォーターサーバーを処分する際には、特別な方法が必要です。

「フロン排出抑制法」などの法律により、通常の粗大ごみとして処理すると環境に影響するガスが漏れてしまう恐れのあるウォーターサーバーは受付してもらえません。

以下に、フロン利用サーバーの確認方法と処分方法をまとめます。

フロン類使用サーバーの確認①:冷媒

自宅のウォーターサーバーにフロン類が使用されているかを確認するには、銘板シールや取扱説明書に記載されている冷媒を確認します。

フロン類は以下のような表記で記載されていますので、下記の冷媒を使用しているものは特別な処分が必要な製品となります。

  • 冷媒ガス
  • フロンガス
  • R-12、R-134a、R-22等(Rで始まるもの)
  • HFC-134a等
  • HCFC-22等CFC-12等

フロン類使用サーバーの確認②:フロン類・第一種特定製品の確認

処分するウォーターサーバーが「フロン類・第一種特定製品」でないかを確認しましょう。

第一種特定製品は国が認可した「第一種特定製品廃棄等実施者」である回収業者に引き渡さなければならず、廃棄に際しては必ず処分費用が発生します。

ウォーターサーバーがフロン類・第一種特定製品かどうかは、銘板シールや取扱説明書から確認できます。

「フロン回収・破壊第一種特定製品」や「R-134a」という記載がある場合は、フロン類・第一種特定製品です。

銘板シールや取扱説明書がない場合は、メーカーに問い合わせて確認しましょう。

フロン類使用サーバーの処分方法

フロン類回収業者へ依頼する

市区町村のホームページからフロン類回収業者の一覧が確認できるため、それを参考に依頼してください。

フロン類・第一種特定製品である場合は、国が認可した「第一種特定製品廃棄等実施者」に依頼する必要があります。

不用品回収業者に依頼する

不用品回収でもフロン類使用のウォーターサーバーを処分することが可能です。

ただしフロン類の流出という環境リスクが高いサーバーを処分する際は、問題のある処分方法をとる業者でないことをより慎重に確認しておきましょう。

ウォーターサーバーのボトル処分

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ウォーターサーバーの処分の際には、本体だけでなくボトル(タンク)の処分も問題になります。

ウォーターサーバーのボトルは、リターナブルボトルとワンウェイボトルの2種類があります。

それぞれのボトルの処分方法とメリット・デメリットを以下にまとめます。

リターナブルボトルの処分方法

リターナブルボトルは再利用が可能なボトルで、メーカーの配送員が回収します。

使用後は自宅で保管しておき、自分で処分しないように注意してください。

何らかの事情で返却が難しく処分する場合は、粗大ごみまたは細かく刻むなどして可燃ごみ・不燃ごみとして処分する必要があります。

メリット

  • ゴミ処分の手間がない
  • 返却なのでゴミが出ない

デメリット

  • 使用後のボトルを保管する場所が必要
  • 人によっては使いまわしが気になる

ワンウェイボトルの処分方法

ワンウェイボトルは使い捨てのボトルで、使用後は自分で処分します。

ペットボトルの場合、お住まいの地域のペットボトルの捨て方に従って廃棄してください。

キャップ部分はボトルと分別して、自治体のゴミルールに従って廃棄してください。

メリット

  • 使用後は保管する必要がない
  • 軽量タイプが多いので交換しやすい

デメリット

  • 使用後はゴミになってしまう
  • 一般的な12Lボトルと比べると水の容量が少ない

ワンウェイボトルには、ダンボール包装やパック包装があります。

ダンボールの分別や、パック包装の折りたたみ処分も市区町村のゴミルールに従って行ってください。

パック包装は軽量タイプが多く、交換が楽に行えます。

処分の際のトラブル回避のコツ

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ウォーターサーバー処分時にトラブルを回避するためには、以下のポイントに注意して進めることが重要です。

コツ①:製品の確認

ウォーターサーバーがフロン類・第一種特定製品かどうかを確認しましょう。

フロン類・第一種特定製品は、専門の回収業者に引き渡さなければならず、処分費用が発生することがあります。

コツ②:ボトルの種類別処分方法

リターナブルボトルとワンウェイボトルの処分方法を正しく理解し、適切な処分を行いましょう。

リターナブルボトルはメーカーが回収するため、自分で処分しないように注意が必要です。

ワンウェイボトルは、地域のゴミ処分ルールに従って自分で処分します。

コツ③:地域のゴミ処分ルール(粗大ごみ)

お住まいの市区町村のゴミ処分ルールを確認し、適切な処分方法を選択しましょう。

ウォーターサーバー本体は粗大ごみのルールに従って処分しましょう。

ペットボトルやダンボール、パック包装などの分別や、キャップ部分の処分方法もルールに従って行ってください。

コツ④:フロン類回収業者の選定

フロン類を含むウォーターサーバーの場合、地域のホームページからフロン類回収業者の一覧を確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。

適切な業者選びは、安全かつ効率的な処分につながります。

コツ⑤:メーカーへの連絡・確認

ウォーターサーバーのメーカーや回収業者に事前に連絡し、処分方法や手続きの確認を行いましょう。

また、銘板シールや取扱説明書がない場合は、メーカーに問い合わせて確認してください。

これらのポイントを押さえておくことで、ウォーターサーバーの処分をスムーズかつトラブルフリーに進めることができます。

まとめ:賢くウォーターサーバーを処分

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ウォーターサーバーの処分を効率的に行うためには、まずメーカーや契約業者に連絡して引き取りや処分方法を確認しましょう。

自治体のルールに従ってリサイクルや粗大ゴミとして処分する方法も選択肢です。

また、不用品回収業者に依頼することも、手間を省く方法の一つですが、優良な業者を選ぶことが重要です。

フロン類を含むウォーターサーバーの場合、特別な処分方法が必要です。第一種特定製品の場合は、国が認可した回収業者に依頼しなければなりません。

ウォーターサーバーのボトル処分には、リターナブルボトルとワンウェイボトルの2種類があり、それぞれ処分方法が異なります。

リターナブルボトルはメーカーが回収し、ワンウェイボトルは自治体のルールに従って自分で処分します。

トラブル回避のポイントとして、正確な情報を事前に確認し、適切な処分方法を選ぶことが大切です。

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