【東京都港区】一番やさしい冷蔵庫の処分方法ガイド！費用はいくら？

初めて冷蔵庫を廃棄・処分する方の中には、どういった方法で冷蔵庫を処分したらいいのかわからないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は冷蔵庫は粗大ごみとして捨てることはできず、「家電リサイクル法」に沿って処分が求められる特別な廃棄物です。

今回は東京都港区で利用できる、4つの冷蔵庫廃棄・処分方法を手間と費用を比較しながら解説していきます。

後半は広告などでよく目にする冷蔵庫の無料回収についても注意すべきポイントを解説しています。ぜひ、最後までお読みください。

港区で冷蔵庫を廃棄・処分する4つの方法

	安さ	手軽さ	総合評価
①家電量販店
②家電リサイクル受付センター
③指定引取場所
④不用品回収

港区における冷蔵庫の廃棄・処分方法は、主に4種類あります。

それぞれの処分方法や流れ、費用などをご紹介します。

①港区の家電量販店で冷蔵庫を廃棄

廃棄費用	家電リサイクル料金 容量 ～170L：3,740円 容量 171L～：4,730円 ＋ 収集運搬料金 （家電量販店により異なる）
総合評価

新品の販売だけでなく、不用となった冷蔵庫の引き取り廃棄も家電量販店の利用可能なサービスです。

新しい冷蔵庫を購入予定の方や、家電量販店が自宅周辺にある方は選択肢に入る方法です。

▼家電量販店別の収集運搬料金（一例）

家電量販店	収集運搬料金
ヤマダ電機	1650円（税込）
ビックカメラ	1,650円（税込）
エディオン	1,100円〜 2,750円（税込）

家電量販店によっては、新品冷蔵庫の購入時のみ引き取り廃棄を受付対象としているところもあります。（ビックカメラなど）

ですがそれ以外の量販店では基本的に、古い冷蔵庫の廃棄処分のみを依頼することが可能です。

家電量販店それぞれによってルールや表記が異なるので、詳細は各社のホームページをご覧ください。

港区内の家電量販店

店舗	所在地	電話番号	営業時間	駐車場
ビックカメラ 赤坂見附駅店	港区赤坂3-1-6	03-6230-1111	10:00-21:00	〇
ビックカメラ セレクト六本木駅店	港区六本木7-14-11	03-6438-1111	11:00-21:00	×

家電リサイクル料金について

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象品目です。

同法律により冷蔵庫は粗大ごみとして捨てることはできず、定められた家電リサイクル料金を支払うことで廃棄処分が可能となります。

冷蔵庫の家電リサイクル料金は全国共通です、港区と他の地域では費用が異なることはありません。

費用は冷蔵庫の「メーカー」と「サイズ(容量)」によって決められており、冷蔵庫の状態・年式の古さで値段は変わりません。

家電リサイクル料金の例

【メーカー】パナソニック、シャープ、日立、東芝の冷蔵庫

小(170リットル以下)：3,740円(税込)
大(171リットル以上)：4,730円(税込)

▼家電リサイクル料金の払い込み方法

家電量販店へのリサイクルの申し込み方は、2通りあります。

• 回収を依頼する店舗に赴き、店頭で申し込み・支払い
• 郵便局で事前に料金を振り込む際に申し込み・持込み

家電量販店の場合は店頭で家電リサイクル料を支払えることと、事前に郵便局で払込をしても量販店独自の手数料等はその場で支払う必要があります。

ですので、店頭で全てまとめて支払ってしまう方が効率的と言えます。

▼例外の冷蔵庫

家電リサイクル法が当てはまるのは、家庭用冷蔵庫と冷凍庫だけ。

業務用冷蔵庫や冷凍庫は含まれないため、処分する際は専門となる産業廃棄物収集運搬者に依頼する必要があります。

②家電リサイクル受付センターで廃棄

廃棄費用	家電リサイクル料金 容量 ～170L：3,740円 容量 171L～： 4,730円 ＋ 収集運搬料金（3,157円）
総合評価

家電リサイクル受け付けセンターは港区の委託を受けて、冷蔵庫等の家電4品目(特定家庭用機器)の引き取り廃棄を受け付けしている団体です。

港区に住んでいる人や港区に事務所やオフィスがある業者は冷蔵庫の引き取り廃棄を依頼できます。

家電4品目とは、
・冷蔵庫や冷凍庫
・テレビ
・エアコン
・洗濯機や乾燥機
を指します。

▼家電リサイクル受付センターの詳細

家電リサイクル受付センター

電話　03-5296-7200
受付：月曜日から土曜日、午前8時から午後5時

家電リサイクル受付センター

家電リサイクル受付センターの費用は、冷蔵庫のリサイクル料金＋収集運搬料金で計算できます。

これらの料金には、冷凍庫の撤去や指定された場所までの持ち運びは含まれておりません。

冷蔵庫の搬出等は原則排出者が行わなくてはなりません。

冷蔵庫が重くて自分たちで運べない場合は、別途搬出料金がかかるので気を付けましょう。

③指定引取場所で冷蔵庫を廃棄処分

廃棄料金	家電リサイクル料金 容量 ～170L：3,740円 容量 170L～：4,730円
総合評価

廃棄する冷蔵庫をメーカーやリサイクル工場に運ぶために、一時的に集積する施設が「指定引取場所」です。

指定引取場所にはご自身で廃棄する冷蔵庫を持ち込むため、家電リサイクル料金だけで不要な冷蔵庫を処分することができます。

東京都内にある指定取引場所は、全部で14カ所。

港区内には指定取引場所がないのですが、近隣の区の指定引取場所でも同じ条件で利用することができます。

港区周辺にある指定引取場所

港区民が利用しやすい指定引取場所①

港区民が利用しやすい指定引取場所②

指定引取場所で冷蔵庫廃棄の注意点

指定取引場所への冷蔵庫持ち込みには、事前予約は必要ありません。

ただし回収を行っていない時間に持ち運んでも引き取ってくれないため、あらかじめ電話にて営業時間を確かめておくと安心です。

家電リサイクル料金の払い込みは郵便局やゆうちょ銀行で行います。

指定取引場所を利用する際は家電リサイクル券が必要となるため、あらかじめ用意しておきましょう。

▼注意事項
指定取引場所はあくまでも不用な冷蔵庫を一時的に集積するだけの施設です。

利用は持ち込みとなり、冷蔵庫を自宅まで回収には来てくれません。

そのため運搬料金は掛かりませんが、冷蔵庫が乗る自動車が必要です。

車を持っていないor車に乗りきらない場合はレンタカー等が必要なため、結果的に他の方法に比べて費用が割高になる場合もありえます。

もしトラックなど冷蔵庫を運搬する手段をお持ちの場合は、指定取引場所は安価でおすすめの処分方法です。

④不用品回収で冷蔵庫を処分

処分費用	12,100円〜
総合評価

不用品回収は使わなくなった家電や家具などの、回収処分を依頼できる頼りになるサービスです。

不用品回収サービスは複数あり、回収料や出張料といった費用はそれぞれ異なります。

最近の不用品回収業者は自社サイトを運営しているところもあり、費用や特徴を見比べやすく、時間を問わず検討できます。

港区では不用品回収に応じる業者がさまざまあるため、費用やサービス内容を見比べてから決定をするようにしましょう。

不用品回収の冷蔵庫3つの引き取りパターン

• 出張・・・家まで引き取りに来てくれる
• 店頭・・・店舗等に冷蔵庫を持ち込む
• 宅配・・・宅配便で業者まで冷蔵庫を送る

冷蔵庫の回収は3種類ある方法の中でも、「出張」が一般的です。

不用品回収業者によっては、サイズの小さな冷蔵庫であれば店頭での引き取りがOKなところもあります。

港区の冷蔵庫「無料回収」の注意点

• 新品同様の冷蔵庫しか引き取らない
• 高額請求のリスクがある

新品同様の冷蔵庫しか引き取らない

「不用な冷蔵庫を、無料で回収！」と宣伝する業者は、港区にもいくつかあります。

冷蔵庫の処分費用は少しでも安く抑えたいもの、無料で引き取り処分を依頼できるのなら、利用してみたいと考えるのも当然です。

ですがこういった回収業者は、冷蔵庫ならどんなものでも無料回収しているわけではありません。

無料引き取りの対象となる冷蔵庫は、製造から1～3年以内の新しいものだけという業者がほとんどです。

まれに中には製造から5年以内であれば、無料で回収を行う業者もいます。

ただし、10年以上使い続けてきた冷蔵庫は対象外。

年季の入った冷蔵庫を無料で引き取り処分してくれることは、ほぼないといってもよいでしょう。

年数を満たしていたとしても、下記のケースは無料回収の対象外です。

• 冷蔵庫に壊れている部分がある
• 目立つ汚れがある
• 変な匂いがする

例え冷蔵庫自体が新しくても、元々リーズナブルな価格のメーカーであれば例外になる場合もあるため気を付けましょう。

高額請求のリスクがある

広告や住宅街の巡回で無料回収をうたう業者では「依頼した結果、高額料金の請求があった」というケースが少なからずあります。

例えば実際に冷蔵庫をトラックに積み込んだ後に急に料金を請求する、引越しで時間の無い方をターゲットにして、断り切れない状況で高額料金を請求するということが実際にあるのです。

特に引越し時の処分の場合、引越し自体がキャンセルできないことから、泣く泣く高額な料金を支払わざるを得なかったという方もいます。

▼特に気を付けたい悪徳業者の特徴

• 見積もりを作らず勝手に作業を始める
• 事務所の住所や料金プランが明確ではない
• 営業電話がしつこい
• 口コミで料金トラブルの内容が目立つ

冷蔵庫の無料引き取りをうたう業者の中では、特に営業の電話を繰り返し行うところは要注意です。

依頼後にトラブルに発展することが多々あります。

▼気を付けたいポイント

• 見積もりは日程に余裕をもって行う
• 見積もりは複数社にお願いする
• 無料回収の条件を念入りにチェック
• 有料になる場合があるか確認
• 有料になる基準、費用総額はいくらになるのか

タダほど高いものはありません。

冷蔵庫の処分の際には「無料」の文言に釣られ過ぎないよう注意しましょう。

不要な冷蔵庫を売る

実は冷蔵庫は新品でなくても中古品の需要がある程度存在します。

冷蔵庫の寿命は8～12年ほどといわれており、製造されてから5年以内のものであれば売れる可能性がグッと上がります。

冷蔵庫を売る際に利用される主な場所は、次の通りです。

• ネットオークション
• フリマアプリ
• リサイクルショップ

ネットオークションやフリマアプリで大型冷蔵庫を売る際は注意が必要です。

大型冷蔵庫は遠くへ住む方に送る際、送料が引っ越し便扱いとなり費用が高くなることもあります。

送料を抑えたいのなら、大型冷蔵庫の売却は出張買取や査定を行うリサイクルショップに依頼するのもおすすめです。

スタッフの方が自宅まで査定に来てくれ、価格に問題がなければ売却成立。お店の方が冷蔵庫を運んでくれるため、搬出する手間を省けます。

ネットオークションやフリマサービスを使う際は、「ご自身で取りに来てくれる方のみ、販売可能」とあらかじめ条件を設定しておくと無難。送料を抑えられます。

高く売れる冷蔵庫はどんなもの？

冷蔵庫の高額買取は、

• 汚れや傷が無く綺麗
• 使った感じがない

これらを両方満たしていることが条件です。

また製造年から日が経っておらず、さまざまな便利機能を持つ冷蔵庫ほど、高値で売却が可能に。ただし匂いがあったり、取り切れない汚れがあったりすると、査定額はガクッと下がってしまいます。

冷蔵庫の状態によっては買取不可になることもあるので、気を付けましょう。

高価格なのは国内メーカー

高価格で売却できるもう一つの条件が、「国内メーカー」という点。

中古市場においても、三菱やシャープ、日立といった国内メーカー製の冷蔵庫はある程度のニーズがあります。

さらに元々の価格が高く、高機能な冷蔵庫ほど人気となり高価格で売れるのです。

反対に外国メーカー製の冷蔵庫は日本で販売されているものだとしても、中古市場ではあまりニーズがありません。

その理由は次の通り。

• 冷蔵庫の大きさが日本の住宅に合っていない
• 万が一故障した時に、部品が入手しづらい

これらがマイナス点となり、査定額は高くなりづらいです。

ただし、外国メーカー製の冷蔵庫が一概に不人気というわけでもありません。業者の中には外国メーカー製の冷蔵庫をメインに扱うところもあります。

そのため外国メーカー製の冷蔵庫を売却する際は、そういったお店に買取依頼をするのも一つの手です。

港区の冷蔵庫処分まとめ

今回は港区において、冷蔵庫の廃棄・処分をする方法をご紹介しました。

冷蔵庫は家電リサイクル法で処分の手順が決められており、粗大ごみとして捨てることはできません。

自身で冷蔵庫を搬出・運搬できるという方は、家電リサイクル受付センターや指定引取場所といった行政で準備している処分窓口を利用すると安価に廃棄が可能です。

運搬が必要な1台の冷蔵庫を処分するのなら、家電量販店でも不用品回収業者でも大きな差はないといえます。

ただし、「冷蔵庫以外の不用な家電も回収して欲しい」「運ぶ手間を省きたい」というのであれば別。そんな時は不用品回収業者にお願いしましょう。

港区を対象範囲としている業者は多数あり、それぞれ特徴も異なるためご自身に合うところが見つけられます。